日本代表の冨安健洋【写真:Getty Images】
【日本 1-3 カタール AFCアジアカップ2019・決勝】
AFCアジアカップ2019決勝が現地時間1日に行われ、日本代表を3-1で下したカタール代表が初優勝を飾った。
この日も2CBの一角として先発フル出場を果たした冨安健洋は試合後、「前半で0に抑えられないとやはり難しいゲームになる」と悔しさを滲ませていた。また、「まだまだ力が足りなかったかなという感じです」とも述べている。
前半で2点のビハインドを背負った日本代表だったが、後半に入りペースを取り戻し南野拓実のゴールで一時1点差としていた。同点に追いつこうと冨安も最終ラインを飛び出し攻撃に参加するなど、相手に対し圧力をかけていた。
「負けていたし、リスクを冒してでもいくしかない状況でしたし、まあ技術云々よりかは勝ちたいという思いだった」と冨安は振り返る。しかし日本代表はカタール代表の堅守を崩すことができず、試合終盤に1点を奪われ1-3で敗戦という形になった。
チームとしては準優勝という悔しい結果に終わったが、冨安は大会通して安定感あるパフォーマンスを発揮し、今後への期待感を高ぶらせた選手の一人である。
「自分の成長に繋がる大会だと思いました」と冨安も話しており、今後も森保ジャパンの主力選手として活躍していくはずだ。
アジアカップはこれで全日程が終了した形になったが、日本代表には今後も、コパ・アメリカやワールドカップ予選等、重要な試合が待ち受けている。20歳の若きCBは「今日の敗戦というのを忘れずにやらないといけない」と決意を口にしていた。
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