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Jリーグ 5年前

鹿島、退団・引退選手のインパクト大。即戦力級の加入は最小限、地力はあるが不安も…【2019年Jリーグ補強診断】

シリーズ:2019年Jリーグ補強診断 text by 編集部 photo by Getty Images

補強・総合力診断

genkashima
鹿島の19年シーズン予想布陣

IN
DF:ブエノ[徳島/期限付き移籍期間満了]
DF:関川郁万[流通経済大学付属柏高校]
DF:佐々木翔悟[鹿島アントラーズユース]
MF:白崎凌兵[清水]
MF:平戸太貴[町田/期限付き移籍期間満了]
MF:有馬幸太郎[鹿島アントラーズユース]
MF:名古新太郎[順天堂大学]
FW:伊藤翔[横浜FM]

OUT
DF:昌子源[トゥールーズFC(フランス)]
DF:西大伍[神戸]
DF:三竿雄斗[大分]
MF:小笠原満男[引退]
MF:田中稔也[群馬]
MF:杉本太郎[松本]
MF:久保田和音[岡山/期限付き移籍]
FW:ペドロ・ジュニオール[フォルタレーザEC(ブラジル)]

補強評価:C

 複数の主力が去った守備陣だが、即戦力級の補強はなかった。徳島での武者修行から戻ったブエノがどこまでレギュラー争いに絡めるか。攻撃陣では白崎、伊藤と万能型タイプを獲得。まずは鹿島のサッカーの順応することが重要だが、周りに合わせつつ自分も生きるタイプだけにハマれば貴重な戦力となるだろう。

総合評価:B

 精神的支柱だった小笠原満男は代えのきかない存在で、引き続き常勝軍団であり続けるにはチームとして意識を高く持って戦わなければならない。こちらも重鎮である曽ヶ端準や内田篤人はすでにリーダーだが、より全体を引き締める役割が求められる。

 昌子源と西大伍の穴も決して小さくないだろう。CBは犬飼智也やチョン・スンヒョン、町田浩樹のさらなる成長に期待。右サイドバックは内田、ユーティリティプレーヤーの安西幸輝が務めることになるだろうか。ACLはプレーオフからの参戦となるが、本戦出場となった際にこの陣容で乗り切れるのか。チームとしての地力は間違いないが、一抹の不安はある。

【了】

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