勝利を生む絶対的なロナウド。調子落としかけたユベントス、それでも踏みとどまれる理由

2019年02月11日(Mon)13時21分配信

text by 神尾光臣 photo Getty Images
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セットプレーにおいても重要な存在

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ロナウドは常に安定して結果も出していた【写真:Getty Images】

 この間ユーベの味方選手は、各々がスクリーンをかけてサッスオーロの選手のマークを外そうと動いている。このようにしてロナウドをフリーにし点を決めさせるサインプレーがあらかじめ仕込まれていたのかもしれないが、ロナウドの身体能力を考慮にデザインしなければ成立しないプレーだろう。彼の存在は、セットプレーでも重要なものとなっていることが示された。

 そして試合終了間際には、駄目押しの3点目をラストパスでお膳立て。途中出場のパウロ・ディバラのパスを受け、これをワンタッチで左サイドへ。これまた途中出場のエムレ・ジャンが、角度のきついところからシュートを決めきった。

 前節のパルマ戦と違い、今回のユベントスは試合中に組織の粗の修正に成功した。最初の劣勢の段階ではブレーズ・マトゥイディが体を張ってボールを奪うとともに、前線に飛び出す動きで攻撃の流れを作っている。

 正確なパスで攻撃を演出していたサッスオーロのレジスタ、ステファーノ・センシがあまりに自由とみるや、フェデリコ・ベルナルデスキをマークに付かせて対応。前半ではかなり動きの乱れていたピャニッチも、後半は攻守両面で引き締まったプレーを敢行した。「最初の15分間は苦労したが、その後にはまとまりを取り戻し素晴らしい試合ができた」。マッシミリアーノ・アッレグリ監督はチームに及第点を与えていた。

 一度こうした修正がチームとしてハマれば、あとは攻撃の絶対的な支柱が仕事をする。振り返れば、ユーベが調子を落としかけたこの数試合、ロナウドは常に安定して結果も出していた。新天地においても、その存在が大きいものになっていることを改めて思い知らされた。

(取材・文:神尾光臣【イタリア】)

【了】

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