桐光学園の逸材、西川潤をちょっぴり“大人”にしたひと冬の経験。「2年生10番」が上がる成長の階段

2019年02月28日(Thu)10時00分配信

text by 藤江直人 photo Getty Images
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サッカー人生に新たな目標が芽生える

西川潤
西川のサッカー人生に芽生えた新たな目標は「最後の1年間は高校サッカーだけでなく、Jリーグの試合にも絡んでいきたい」【写真:Getty Images】

 念願の全国大会切符をもぎ取ると再び日の丸を背負い、16歳にして「飛び級」で抜擢されたU-19日本代表のブラジル遠征に参加。久保建英や橋岡大樹、郷家友太ら、すでにJ1の戦いを経験しているJリーガーたちと同じ時間を共有し、2-0で勝利したU-19ブラジル代表戦でも途中出場した。

「周囲がプロサッカー選手ばかりだったので、ひとつひとつのプレーの質であるとか、ボールコントロールというところで差を感じた部分もありましたけど、そのなかでも自分が得意とするドリブルやスルーパスも何回か出すことができました」

 帰国したのは全国高校サッカー選手権の開幕を直前に控えた昨年12月23日。時差ぼけや長距離移動に伴う疲労も、大津戦のパフォーマンスに微妙な影を落としていたかもしれない。それでも「自分のコンディションを言い訳にすることはできない」と、西川は非情な現実を真正面から受け止めた。

 大津戦を戦い終えた時点で、桐光学園の鈴木勝大監督は「(西川に)オファーを出したい、と言ってくれるクラブがまだある」と語っている。レバークーゼンとセレッソに続く練習参加が検討されていくなかで、西川が思い描くサッカー人生には新たな目標が加わった。

「最後の1年間は高校サッカーだけでなく、Jリーグの試合にも絡んでいきたい」

 Jクラブへの加入を内定させていればJFA・Jリーグ特別指定選手として受け入れられ、タイミング次第でリーグ戦やYBCルヴァンカップのピッチに立つことができる。西川自身も「そういうものを意識しながら、やっていきたいと思う」とより高いレベルでのプレーを思い描く。

「自分のなかにおける目標というか、基準をさらに高く設定したい。自分の武器を確立させて、質を高めていくことを意識していきたい」

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