フランクフルトの長谷部誠【写真:Getty Images】
現地時間2日に行われたドイツ・ブンデスリーガ第24節の試合で、フランクフルトがホッフェンハイムに3-2の勝利を収めた。フランクフルトのMF長谷部誠はキャプテンとして先発フル出場を果たしてチームの勝利を助けたが、ホッフェンハイム側は長谷部に“リスペクトを欠く”行為があったとして非難している。独紙『ビルト』などが伝えた。
試合はフランクフルトが先制したあと、一旦はホッフェンハイムが2-1と逆転したが、89分には2-2の同点に。さらにアディショナルタイムに入った96分にはFWゴンサロ・パシエンシアがヘディング弾を決め、フランクフルトが劇的な逆転勝利をもぎ取った。
だがホッフェンハイムのアレクサンダー・ローゼンSD(スポーツディレクター)は試合後に、フランクフルトの選手が「(ホッフェンハイムの)メディカルスタッフを侮辱した」と主張。具体的な選手名への言及は避けたが、ホッフェンハイムのMFナディム・アミリがピッチ上で治療を受けていた際に長谷部が不満な様子を見せていたことを指しているとみられる。
さらにローゼン氏は、「3-2のゴールの後に彼が何をしていたかも見ただろう」ともコメントし、長谷部がホッフェンハイムのベンチ前で挑発的に喜ぶ様子を見せていたと非難。ホッフェンハイムのユリアン・ナーゲルスマン監督も「彼は自分のしたことが正しかったのかどうか今夜ベッドで考えるべきだろう。キャプテンは正しく振る舞うべきだと思うが、彼はそうしていないことが何度かあった」と苦言を呈した。
一方で、フランクフルトのアディ・ヒュッター監督は長谷部を擁護。「長谷部誠が間違いなくトップレベルのプロフェッショナルであることは周知の通りだ。彼がそういうことをしたのであれば彼に代わって謝りたい。気持ちが高ぶってしまうのはサッカーの一部だ」と話している。
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