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宇佐美貴史、激戦区の2列目で結果出す。「ストロングポイントをチームに落とす」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

宇佐美貴史
宇佐美貴史【写真:舩木渉】

 日本代表は18日、キリンチャレンジカップ2019のコロンビア代表戦に向けた合宿を横浜市内の練習場でスタートさせた。

 ロシアワールドカップ後初の招集となった宇佐美貴史は日本代表の試合は観ていたようで「(堂安)律であったり(中島)翔哉であったり、(南野)拓実であったり、そういう2列目の選手とか、若い選手、今回初めてですけど、冨安もそうですし、そういう選手が生き生きとエネルギッシュにプレーして、すごくいいサッカーをしていると見ていて思っていましたし、本当にいいサッカーをしているなと思って」と印象を語った。

 続けて「あの2列目の選手たちがあれだけ躍動しているプレーを見ると、そんなに固定して動きが制限されるところもないと思いますし、チームの中でしっかりボールを支配しながら、前目の選手が数多くボールを触れるようにというサッカーだと思うので、そこで自分のストロングポイントをしっかり落とし込んでいければと思っています」と話す。

また「右で出たときはチームのまずのビルドアップとか、チームが前にボールを運んでいく中で、滞りなくボールをしっかり供給できるというイメージはすごく持ちやすいですね。左で作って左に行ったときに、またそこから絡んでいくとか、逆ももちろんそうなんですけど、左から右に来る場合でもいいですし、より左で出るときよりは意識してやっています」と頭の中ではイメージが出来上がっているようだ。

 代表の2列目には南野や中島の他にも鎌田大地など宇佐美にとってまだ一緒にプレーした経験のない選手が多く揃っている。「やっていない選手の方が前目の選手には多いのかなという印象なので、その中で合わせて同じイメージを共有するというのは難しいと思うので、試合の中で合わせていくしかないと思います」とコンビネーションの精度を上げていく事を今後の課題とした。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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