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森保監督、“平成最後の代表戦”へ「日本サッカーの成長は平成以前からの尽力のおかげ」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

森保一
日本代表の森保一監督【写真:舩木渉】

 26日に行われるキリンチャレンジカップ2019の試合で、日本代表とボリビア代表が対戦する。“平成最後の代表戦”となる一戦に向け、森保一監督は日本サッカーが歩んできた成長の道のりにも思いを馳せた。

 今回のキリンチャレンジカップを終えると、日本代表の次の試合は6月に招待国として参加するコパ・アメリカ。5月から新元号に切り替わるため、平成の期間中に行われる日本代表の試合は今回のボリビア戦が最後となる。

 Jリーグが設立され、日本にプロサッカーが生まれたのが平成5年にあたる1993年。その5年後に日本代表がワールドカップ初出場を果たし、現在に至るまで連続出場する常連国になるなど、平成時代は日本サッカーが急成長を遂げてきた時期とほぼ一致している。

 だが森保監督は、平成を通しての急成長は事実だとしつつ、「日本サッカー界は平成だけでなされたものではない」とコメント。「その成長に繋げてくれたのは、その前の昭和、その前の日本のサッカーが始まった時から尽力してくれた方々がいたからこそ」と過去からの積み重ねを強調した。

「どうやったら世界に追いつけ、追い越せるかと考えてきた方々の尽力があって今があると思いますので、その方々のこれまでのサポートや尽力に敬意を払いたいと思っています」と述べ、「未来に向けて繋いでいけるように、さらなる発展に繋げていけるように、次の人たちに繋いでいけるような仕事をしたいと思っています」と自身の役割を位置づけている。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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