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サラ墜落機パイロット、夜間飛行資格なし…クラブが「ショック」と声明

text by 編集部 photo by Getty Images

エミリアーノ・サラ
エミリアーノ・サラ【写真:Getty Images】

 FWエミリアーノ・サラが命を落とした飛行機墜落事故のパイロットが夜間飛行の資格を保持していなかったという報道を受け、カーディフ・シティは「ショックを受けた」とする声明を出した。英『スカイ・スポーツ』など複数メディアが伝えている。

 サラは今年1月にフランスのナントからカーディフへ移籍することが決まったが、英国へ向かう小型機が英仏海峡上で消息不明に。その後、海底から引き上げられた機体の中から見つかった遺体がサラであることが確認された。

 飛行が冬季の夜間に行われたことも事故の一因になったとみられている。30日には『BBCウェールズ』が、墜落機のパイロットだったデイビッド・イボットソン氏が夜間飛行の資格を有していなかったと報じた。色覚異常のため資格が日中の飛行のみに制限されていたという。

 カーディフはこの報道を受け、「ショックを受けた」と声明を出している。「パイロットおよびフライトを手配した者たちが、フライト規則を完全に無視し、サラ氏の声明を危険に晒したように見えることに深い懸念を覚える」とクラブは述べ、責任の所在を明確にすることを求めた。

 なお、サラとともに墜落したとみられるイボットソン氏の遺体は見つかっていない。サラの事故をめぐっては、カーディフ側が移籍契約の無効を主張し、ナントに対する1700万ユーロ(約21億2000万円)の移籍金の支払いを拒否していることも問題となっている。

【了】

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