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宇佐美貴史、直近8試合で出場時間は37分。監督「タカにとって簡単な状況ではない」

text by 編集部 photo by Getty Images

宇佐美貴史
フォルトゥナ・デュッセルドルフの宇佐美貴史【写真:Getty Images】

 フォルトゥナ・デュッセルドルフに所属する日本代表のFW宇佐美貴史は厳しい立場に置かれているようだ。

 3日付けの独メディア『ライニッシェポスト』は「ウサミに出番が来ない」と題し宇佐美の特集をしている。2019年に入って宇佐美は最初の3試合に先発出場を果たすも、それ以降は8試合中3試合でプレーし、出場時間は合計で37分となっている。

 フリートヘルム・フンケル監督は「タカにとって現状は簡単な状況ではない。ベニト・ラマン、ドディ・ルケバキオそしてダヴィド・コフナツキは今のところ一歩先に出ている」と宇佐美とポジションを争うライバル選手が優位に立っている事を明らかにした。その一方で「もちろん、今の状況が変わる事もあるだろう」と調子が上がって来れば宇佐美起用の可能性も示唆している。

 なお同メディアでは、デュッセルドルフが今季終了後にレンタル契約が終わる宇佐美と来季以降の契約は延長をしないと予想している。クラブはルケバキオやコフナツキのレンタル延長を最優先に考えているようで、宇佐美の重要度は下がっていると伝えている。

 現地時間6日、デュッセルドルフはアウェイでヘルタ・ベルリンと対戦する。昨年11月にホームで行われたベルリン戦に宇佐美は先発出場し、チームの連敗を「6」で止める貴重なゴールを決めている。レギュラー争いが激しいなか、宇佐美は相性の良い相手に公式戦8試合ぶりの先発出場のチャンスを掴み、来季のクラブ残留へ向けアピールを狙う。

【了】

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