ラウール・ヒメネス【写真:Getty Images】
ウルバーハンプトン・ワンダラーズ(愛称:ウルブス)が、レンタル移籍で加入している27歳のメキシコ代表FWラウール・ヒメネスを、完全移籍で獲得する見通しになった。3日に英紙『スカイスポーツ』が報じている。
昨年夏にポルトガル1部のベンフィカから期限付き移籍でウルブスに加入したヒメネス。開幕戦のエバートン戦でいきなり移籍後初ゴールを決めると、その後も大きな活躍を見せ、今季公式戦37試合に出場し15得点8アシストを記録している。
昇格組のウルブスは残留争いに巻き込まれると考えられていたが、プレミアリーグ第33節が終了した時点で7位。マンチェスター・ユナイテッドやチェルシーなどのビッグクラブに土をつけている。その躍進を支えているのが、ヒメネスの活躍だ。
今季終了後にはベンフィカに戻ることになる。しかし、手放したくないウルブスはクラブ史上最高額の3000万ポンド(約44億円)でヒメネスの完全移籍を狙っているようだ。同紙によると、すでに同選手とは2023年6月までの4年契約で個人合意したという。残すはクラブ間合意だが、同紙は24時間以内に交渉成立すると予想している。これまでのクラブ史上最高額がアダマ・トラオレの移籍金1800万ポンドだったことを考えると、大幅に記録を更新することになる。
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