バルサ、スアレスの“美弾”が生まれた理由。相手の力をも糧に、オブラクに触発された本能

リーガエスパニョーラ第31節が現地時間6日に行われ、バルセロナはアトレティコ・マドリーに2-0と勝利した。10人となった相手を打ち破れぬまま時間が進んでいったが、後半終盤に畳み掛けている。アトレティコの粘りも光ったものの、それによってバルサの力が引き出されたとも言える。(文:青木務)

2019年04月07日(Sun)11時30分配信

text by 青木務 photo Getty Images
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勝つしかないアトレティコ

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先制ゴールを決めたルイス・スアレス【写真:Getty Images】

 試合前の段階で勝ち点差は8だった。首位を走るバルセロナの背中に食らいつくためにも、2位アトレティコ・マドリーには勝利が求められた。

 そんな中、最初にギアを上げたのはホームのバルサだった。開始わずか35秒、リオネル・メッシとルイス・スアレスのパス交換から、左のコウチーニョにパス。大外からジョルディ・アルバが追い越していき、敵陣深くまで進攻した。

 14分にはメッシがピッチ中央で持つと、アルバがフリーランで一気にゴール前までへ走り込む。メッシのパスを受けるとGKと一対一の状態に。アルバは冷静にシュートを狙ったが、ポストに阻まれた。

 アルバは常に高い位置を取ることで、バルサの攻撃に厚みとバリエーションをもたらしている。それによって守備の枚数が手薄になり、そこを狙われる試合もあるが、この日の大一番ではアルバの攻撃的な特徴が早い時間から発揮されていた。

 その後も効果的に相手ゴール前へと進むバルサは27分、クレマン・ラングレの縦パスをスアレスが落とし、左から中に走り込んできたコウチーニョが一人かわしてシュートを放った。

 対するアトレティコも防戦一方だったわけではない。ボールを動かしながらアントワーヌ・グリーズマンらを起点に攻撃を仕掛けるシーンも作った。しかし、28分に試合の流れを決める出来事が起こる。ジエゴ・コスタがレフェリーに暴言を吐いたようで一発レッドを提示されてしまった。

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