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熱すぎるぞクロップ! リバプールサポーターの心を掴んだ闘将の”暑苦しすぎる”事件5選【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

喜びの代償

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アリソン(奥)と抱き合うユルゲン・クロップ(手前)【写真:Getty Images】

 ドルトムントの監督を退任したクロップは、2015年10月、ブレンダン・ロジャースの後を継いでリバプールの監督に就任。4季目となった18/19シーズンは、序盤から昨季王者のマンチェスター・シティと激しい首位争いを見せていた。

 2018年12月2日、エバートンとのマージーサイド・ダービーを戦うリバプールは、スコアレスのまま後半のアディショナルタイムを迎えた。

 リバプールは右サイドからトレント・アレクサンダー=アーノルドがロングボールを入れるも、相手DFがヘディングでクリア。DFフィルジル・ファン・ダイクがこぼれ球をボレーで狙うも、ミートできず。しかし、このボールをエバートンGKジョーダン・ピックフォードがキャッチできずにボールはクロスバーに弾む。

 クロスバーに当たったボールはピッチへと戻り、FWディボック・オリギの前へ。オリギはそのままゴールへと流し込み、劇的なゴールでリバプールの勝利が決した。

 しかし、この劇的なゴールが決まった直後、喜びのあまり我を忘れたクロップはピッチに入り、GKアリソンと抱き合ってしまった。

 試合終了のホイッスルが鳴る前に起きてしまったこの行為に対して、イングランドサッカー協会(FA)は後日、クロップ監督に対して8,000ポンド(約117万円)の罰金を科した。

 その後行われた会見でクロップは、「規則が存在し、誰かがそれを破った場合、罰せられなければならない」と、FAの処分を受け入れたもよう。

 ダービーでの劇的な勝利の裏で、クロップは手痛い“カウンター”を受けてしまった。

【了】

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