マンU、エバートン戦大敗の原因は? 「クソみたいなプレー」にOB激怒…一体何が起こったのか

2019年04月24日(Wed)10時00分配信

text by 内藤秀明 photo Getty Images
Tags: , , , , , , , ,

わずか13分で崩れた思惑

 さて試合内容自体を振り返ると、もともとスターティングイレブンが発表された時点で、ユナイテッドは攻撃で苦しむことが目に見えていた。

 最終ラインで唯一ボールを落ち着かせることができるルーク・ショーが出場停止で不在にもかかわらず、2CBは足元に難があるクリス・スモーリングとフィル・ジョーンズのコンビをチョイス。そしてアシュリー・ヤングを休ませて右サイドバックには本職ではないビクトル・リンデロフを配置した。この時点で最終ラインからのビルドアップが絶望的であることがわかる。

 加えて前線はロメル・ルカク、アントニー・マルシャル、マーカス・ラッシュフォードの3枚。フアン・マタやジェシー・リンガードのような中盤と前線を繋ぐリンクマンとなれる存在がおらず、攻撃の展開をほぼポール・ポグバに依存することは明らかだ。

 そんなことはスールシャール監督もわかっていたはず。それでも直後のミッドウィークにマンチェスターダービーがあることを考えると、どうしてもベストメンバーを組めなかったのだろう。疲労や出場停止など様々な制約条件の中で確実に勝ち点3を拾うために、守備的な選手選考と配置でロースコアゲームに持ち込みたかったのだろうが、その思惑は13分で崩れる。

 両チームのレジェンドであるウェイン・ルーニーのチャントがエバートンの本拠地グディソンパークにこだました直後だった。リュカ・ディーニュがロングスローを放り込むと、ドミニク・カルバート=ルーウィンがスモーリングに競り勝つ。するとそのこぼれ球をリシャルリソンがバイシクル気味ボレーを放ちネットを揺らした。

 ウェイン・ルーニーと言えば、2011年2月のマンチェスターダービーで美しいバイシクルシュートを決めたことでも有名だが、そんな偉大な先人を彷彿とさせるシュートをダービー直前に決められてしまう。そんな皮肉な幕開けとなった。

1 2 3 4

新着記事

FChan TV

↑top