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マンU、エバートン戦大敗の原因は? 「クソみたいなプレー」にOB激怒…一体何が起こったのか

マンチェスター・ユナイテッドは現地時間21日、プレミアリーグ第35節でエバートンと対戦。CL出場権獲得のため負けられない一戦だったのだが、結果的には0-4の大敗を喫してしまった。試合後にはクラブOBのギャリー・ネビル氏が「クソみたいなプレーしやがって」とコメントするなど内容も最悪。赤い悪魔に一体何が起こったのだろうか。(文:内藤秀明)

text by 内藤秀明 photo by Getty Images

最悪の内容で大敗

マンチェスター・ユナイテッド
マンチェスター・ユナイテッドはプレミアリーグ第35節でエバートンと対戦し、0-4の大敗を喫した【写真:Getty Images】

 エバートン対マンチェスター・ユナイテッドの一戦、筆者は東京のとあるブリティッシュパブで20名ほどのユナイテッドファンと一緒に試合を見ていた。ファン向けのイベントなどを主催する「マンチェスターユナイテッド・サポーターズクラブ・ジャパン」というクラブ公認のファン団体を運営しているからだ。

 ただ、はっきり言おう。今回の観戦会、主催者としては悲しいが、試合後は過去にないレベルで暗い雰囲気になっていた。ユナイテッドがなす術なく4点も決められて、敗戦を喫したからだ。

 過去の観戦会でもユナイテッドが負けたことは何度もある。今シーズンでいうと昨年9月に行われ、1-3で敗れたウェストハム戦も暗い雰囲気で解散した。ただ今回ほどの悪い空気ではなかった。

 というのも当時はジョゼ・モウリーニョ政権末期だったということもある。敗戦は辛いと言えば辛いのだが、期待していなかった分、精神的なダメージも少なかったように思う。「(ウェストハム・)ユナイテッド勝ってるね~」などと、自虐的に笑いながら試合を見る余裕が参加者にはあった。

 しかしエバートン戦後の参加者はほぼ全員が無言。

 前任者に比べて期待度の高いオレ・グンナー・スールシャール政権が最悪の内容で大敗。エバートン戦が終わった時点では、ユナイテッドはチャンピオンズリーグ(CL)圏内確保が絶望的になったという事実も、ファンの落胆を加速させた。

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