サウジアラビアのアル・ヒラルは27日、同クラブの新監督にブラジルのペリクレス・シャムスカ氏が就任したことを発表した。

　シャムスカ監督は2005年から2009年までJ1の大分トリニータを率い、2008年にはナビスコカップ優勝で大分にクラブ初タイトルをもたらした。2014年にはJ2のジュビロ磐田でも監督を務めた。

　中東でもカタールのアル・アラビ、アル・ジャイシュ、アル・ガラファ、UAEのアル・シャアブで監督を歴任。昨年からサウジアラビアのアル・ファイサリで監督を務めていたが、同じサウジのアル・ヒラルに引き抜かれる形となった。

　アル・ヒラルは現地時間26日に行われた国内カップ準決勝のアル・ターウォン戦に0-5で大敗。その翌日、クロアチアのゾラン・マミッチ前監督との契約を解消した上で、監督としては珍しい「今季末までのレンタル」でアル・ファイサリからシャムスカ氏を連れてくることが合意に達したと発表した。

　2017/18シーズンのサウジ王者であるアル・ヒラルは今季のAFCチャンピオンズリーグ（ACL）にも出場し、グループCで首位に立っている。グループリーグ残り2試合ではDF塩谷司の所属するアル・アイン（UAE）およびFW中島翔哉の所属するアル・ドゥハイル（カタール）と対戦する。

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