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マンU、ど下手くそ!? 大損移籍の5人。世界的MFに香川真司も…189億円の大赤字【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ポール・ポグバ

ポール・ポグバ
現在もマンチェスター・ユナイテッドに所属するポール・ポグバ【写真:Getty Images】



ポール・ポグバ(フランス)
生年月日:1993年3月15日
ポジション:MF
マンU在籍時成績:公式戦206試合出場/38得点45アシスト ※20/21シーズン終了時点
ユベントスへの売却額:0円
ユベントスからの獲得額:1億500万ユーロ(約119億円)
差額:約119億円

 マンチェスター・ユナイテッドの下部組織出身であるポール・ポグバは同クラブでトップチーム昇格を掴んだものの、満足いく出場機会を得ることはできなかった。もちろん、そうした状況に満足しない同選手は2012年、フリートランスファーでユベントスへの移籍を果たす。

 その年のリーグ第4節、対キエーボ戦にフル出場を果たした同選手は、そこでマッシミリアーノ・アッレグリ監督の信頼をがっちりと掴み取り、以降も継続してピッチに立ち続けた。結局このシーズンはリーグ戦27試合に出場し、5得点の成績を収めるなど持っている才能を開花させた形となった。

 翌2013/14シーズンはチームの絶対的主力選手として大活躍。抜群のフィジカル力と巧みなボールコントロール、ネットを突き破るかのような勢いで放たれる強烈なミドルシュートを武器にし、中盤を支配しては随所で違いを作り出した。

 ユベントスで世界的なプレイヤーへと成長を果たした同選手は結局、2015/16シーズンまで同クラブに在籍。セリエA優勝やチャンピオンズリーグ準優勝などに貢献するなど、申し分ない輝きを放った。最後のシーズンではかつてロベルト・バッジョやアレッサンドロ・デル・ピエロなどが身に付けた背番号「10」を着用するなど、世界中がその実力を認める形となった。

 2016年夏、ポグバには数多くのビッグクラブが熱視線を注いだ。そしてポグバが新天地に選んだのは、なんと古巣のユナイテッドだった。2012年にフリーで放出したポグバを、ユナイテッドは当時のサッカー史上最高額となる1億500万ユーロ(約119億円)という破格の金額で呼び戻したのである。

 過去に自分たちのクラブに所属していたにもかかわらず、育てきれず他クラブへ売却。その後、100億円を超える金額を払ってまでクラブに戻したユナイテッド。まさに大損だった。

【了】

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