U-20日本代表の好プレーはイタリアに演出されていた。それでも…2位通過が“ベスト”な理由【U-20W杯】

FIFA U-20ワールドカップ2019・B組最終節、U-20イタリア代表対U-20日本代表が現地時間29日に行われた。試合は0-0の引き分けに終わり、日本は2位通過での決勝トーナメント進出が決まった。この試合はイタリアの思惑通りに展開されたものであり、日本代表の面々は一様に悔しさをにじませたが、2位通過という結果は1位通過以上に価値のあるものだった。(取材・文:本田千尋【ポーランド】)

2019年05月30日(Thu)12時35分配信

text by 本田千尋 photo Getty Images
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「イタリア特有の0-0を狙っているなと思いました」

U-20日本代表
FIFA U-20W杯に挑んでいるU-20日本代表はグループリーグ最終節でU-20イタリア代表と対戦。スコアレスドローに終わっている【写真:Getty Images】

 価値のあるドローだった。29日に行われたグループBの最終戦で、U-20イタリア代表と戦ったU-20日本代表。アズーリを相手に0-0に終わった試合の後で、日本の選手たちは、悔しさを滲ませた。

 MF山田康太は、開口一番、次のように振り返った。

「最悪引き分けでもいいって感じでしたけど、チームが勝ちを目指して臨んだ一戦だったので、個人的には、結構悔しい思いが強いですね」

 このイタリア代表戦は、何が何でも勝たなくてはならない試合ではなかった。仮に引き分けに終わったとしても、2位でのグループ突破が決まる状況だった。だが、日本代表は、あくまで勝ちに行ったという。

 今大会初先発となった17歳のMF西川潤は、次のように話している。

「もちろん日本代表として負けていい試合はないと思っているので、もちろんチーム全体として勝ちに行きましたし、その中で引き分けっていう結果だったので、悔しい思いの方が強いです」

 対するアズーリは、既にグループステージの突破を決めており、引き分けで何ら問題のない状況である。この日本代表との試合をドローに終え、勝ち点1を積み上げれば首位通過が決まる。よって試合が始まれば、イタリア代表が「引き分け狙い」であることは明らかだったという。

 SB菅原由勢は、対面するアズーリの姿勢について、次のように感じた。

「がっつり引き分け狙いだなとボールを持っていて思いましたし、したたかに1点を狙っているなと、イタリア特有の0-0を狙っているなと思いました」

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