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宮代大聖、日韓戦に間に合うか。コンディション不良で別調整も「ノってきている」【U-20W杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

宮代大聖
宮代大聖はメキシコ戦で2ゴールの活躍を見せた【写真:Getty Images】

 ポーランドで開催中のFIFA U-20ワールドカップに参戦中のU-20日本代表は、グループBを2位で突破。そして4日に行われる決勝トーナメント1回戦では、宿敵・韓国と対戦することが決まった。

 ただ、大一番に向けて日本に不安要素は多い。グループリーグ最終戦のイタリア戦で負傷したFW田川亨介とFW斉藤光毅のチーム離脱が決まり、1日に郷家友太が全体練習に復帰したものの、藤本寛也と宮代大聖、三國ケネディエブス、鈴木冬一は別メニュー調整となった。

 これによりフルメニューを消化したフィールドプレーヤーは12人のみ。日韓戦まで3日あり、4人が無事に復帰の可能性もあるとはいえ万全の状態にない選手が多くいるのは好ましいとは言えない。

 グループリーグ第2戦のメキシコ戦で2得点を挙げながら、その後から別メニューでの調整が続く宮代は1日の練習を終えて「コンディションを整えるという意味では、今、韓国戦に向けていい準備ができている。そこは問題ない」と語った。ラウンド16の日韓戦に間に合わせる見込みのようだ。

 田川や斉藤がいなくなった今、宮代にかかる期待は大きい。グループリーグ初戦のエクアドル戦では途中出場から流れを変え、続くメキシコ戦も抜群の存在感で前線をけん引していた。

「エクアドル戦、メキシコ戦と、自分の特徴でチームに貢献できているな、世界でも(特徴を)出せているなというのは感じるので、そこは自信を持ってプレーしたいと思います」

「メキシコ戦なんかは2得点という形で終わりましたし、そういう意味では自分もノってきていると思います。2得点取れたということは自信になると思います」

 宮代は世界の舞台で自らのプレーに自信を深めている。巧みなポジショニングで中盤からボールを引き出し、周りと連動しながらゴール前に侵入していく姿は頼もしい。シュートセンスの高さも見せてきた。コンディションが万全に戻れば決勝トーナメントで日本が勝ち進むうえでのキーマンになるだろう。

「2人(田川と斉藤)の分も頑張ってほしいというのは言われましたし、一緒に戦ってきた仲間なので、2人だけじゃないですけど、ここに来られなかった人たちのためにも、やっぱり今いる全員で、しっかり勝利という形で終われるように頑張りたい」

 世界の頂点を目指す中でアジアのライバル同士が激突する日韓戦は4日の17時半(日本時間5日0時半)キックオフ予定だ。

(取材:本田千尋【ポーランド】、文・構成:編集部)

【了】

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