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小林祐希、18歳久保建英との共演を楽しみに待つ。「一緒にやれば合うと思います」

text by 編集部 photo by Getty Images

小林祐希
小林祐希【写真:Getty Images】

 日本代表はキリンチャレンジカップ2019のトリニダード・トバゴ戦から一夜明けた6日、午前中に豊田スタジアムで練習を行った。練習後にエルサルバドル代表戦の会場となる宮城へ移動した。

 61分からピッチに入ったMF小林祐希は「どれだけいいゲームをしても点を取れなければ勝てないし、内容が悪くても点を取れれば勝てるし、点を取る、貪欲に点を取りにいくことを常に続けていったほうがいいかなと思います。でもチャンスはたくさん作っていたんで、あとは気迫ですよね」と試合を振り返った。

 森保一監督が就任して初めて3バックで臨んだ一戦で小林はボランチでプレーした。「センターバックが3枚いて、その3枚から縦パスが入る時にコースを消したりとか、邪魔になっちゃうシーンが結構出てくるので、その時の立ち位置、できるだけ中間ポジションに立てるように。後は自分が受けてスルーパスとか、ウィングバックが走ったところにいいところに落とすとか」と話すように色々な状況を想定していたようだ。

 6月にはコパ・アメリカ、9月にはワールドカップ予選と大きな大会が続く。「代表活動ってそんな何回もあるわけじゃないし、本当に1分1分、早いスピードですり合わせていって、90分の中で仕留めていく作業をしないといけないので、すり合わせというよりも、本当に同じイメージを持って、今日から試合までの期間が大事になってくると思います」と小林はチームの完成度を上げるための条件を語った。

 27歳の小林は今回の合宿で18歳のMF久保建英とは話をする機会が多いようだ。「どんなこと?別に他愛もない話ですよ。あの時どういうボールが欲しかった?ここが良かったですね。もうちょっとここに動いて欲しかったですみたいな、普通に誰でもするような会話だと思います」と話す小林は「たぶん一緒にやれば合うと思いますね。感覚は持っているし、走れば前に出てくるので。俺も結構前でボールを受けたいので。彼に預けて裏に、というのはイメージできています」と9日に行われるエルサルバドル戦での共演を楽しみにしているようだ。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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