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エルサルバドル監督「非常に学ぶことの多い試合」。日本との差を認めつつ「満足」

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

カルロス・デロスコボス
エルサルバドル代表のカルロス・デロスコボス監督【写真:舩木渉】

【日本 2-0 エルサルバドル キリンチャレンジカップ2019】

 キリンチャレンジカップ2019の日本代表対エルサルバドル代表戦が9日に行われ、日本代表が2-0の勝利を収めた。エルサルバドル代表のカルロス・デロスコボス監督は試合後の会見で日本との力の差を認めつつ、自らのチームの戦いぶりにも満足できたと語った。

「日本が高いレベルのチームだということは分かっていた。選手たちも非常に高いレベルにあり、監督も優秀。そして彼らのホームで戦うとなると、なおさら難しい試合になるということは想像できた。今日はエルサルバドルの選手たちにとって、非常に学ぶことの多い試合になったと思う」とデロスコボス監督は試合を振り返った。

 日本代表と戦うにあたっては、「いつもと同じように守備の秩序に重点を置いて、なるべくスペースを与えない、相手に隙を与えないように」という意識で臨んだとのこと。だが「日本の3バックが非常によく機能していて、サイドハーフ(ウイングバック)の選手たちがピッチの幅をとても有効に使ってプレーしていたので、我々の選手にとってはプレーしづらいところがあった」と述べた。

 それでも「選手たちはとてもよく頑張ってくれたし、この経験は将来に生きると思う」とデロスコボス監督。「レベルの違いがあるとはいえ、できるだけ対等に日本と試合をすることが目標だったので、内容にはとても満足している」とエルサルバドルの戦いに納得している様子をみせた。

 18歳での代表デビューを飾ったMF久保建英の印象について質問を受けると、「非常に興味深いと思う」とコメント。「日本の選手全員に言えることだが、やはりスピードが速くインテンシティが高く、臨機応変にリズムを変えながらプレーできるという印象。そのA代表に若くしてデビューできたということは、とても成熟した選手だということが言えると思う」と久保について話している。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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