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森保監督、王者チリにチャレンジ精神。「最低でも勝ち点1を拾える戦いを」【コパ・アメリカ】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森保一
日本代表の森保一監督【写真:田中伸弥】

 ブラジルで開催中のコパ・アメリカ2019(南米選手権)に出場する日本代表は、現地時間17日にグループステージ初戦のチリ戦に臨む。森保一監督が試合前日の会見に臨んだ。

 森保監督は昨年9月に就任初戦となるキリンチャレンジカップの試合でチリ代表との対戦が予定されていたが、北海道大地震の影響により中止となった。「試合自体が流れたのはもちろん当然のことだと思いますが、世界の強豪であるチリと対戦できなかったことは残念に思っていました。それがまたこのコパ・アメリカで対戦できるということで、非常に嬉しく思っています」と監督は話している。

 そのチリは2015年大会、2016年大会(コパ・アメリカ・センテナリオ)と連覇を成し遂げている現王者。「どれだけ偉大なチームか、強いチームかは認識しているつもりでいます」と森保監督は述べ、「選手にはチャレンジ精神を持って、勇敢に、そして粘り強く戦って勝利を目指して戦い抜いてほしいと思いますし、最低でも勝ち点1を拾っていけるような粘り強い戦いをできればと思っています」と試合への見通しを示した。

 1999年に招待参加したコパ・アメリカでも2014年ブラジルワールドカップでも1分け2敗の成績に終わった日本代表は、南米での勝利経験がない。だが一方で昨年のワールドカップではコロンビアとの初戦に勝利し、アジア勢が南米勢にワールドカップで初勝利という歴史も作っている。

「南米の地で南米の国と対戦して勝利がないというデータはあるかもしれませんが、日本代表はロシアワールドカップでコロンビアに勝って、これまでにない新しいデータも作っています。このコパ・アメリカでも、これまでの日本代表が培ってきた経験を基に戦って、これまでになかった勝利というデータを掴み取れるように頑張りたいと思います」と森保監督は意気込みを述べた。

(取材:舩木渉、文・構成:編集部)

【了】

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