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森保一監督「球際ではやれていた」。久保建英は「相手守備を混乱させた」【コパ・アメリカ】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森保一監督、田中伸弥
森保一監督【写真:田中伸弥】

【日本 0-4 チリ コパ・アメリカ2019・グループC組第1節】

 コパ・アメリカ2019・グループC組第1節、日本代表対チリ代表の試合が現地時間17日に行われた。日本は0-4で敗れた。

 試合後、森保一監督は「クオリティに差があったのは認めないといけない。しかし、選手たちは前回の覇者に臆することなく挑んだ。いくつかのチャンスも作った。1秒たりとも集中を切らすことなく戦ってくれたことを次につなげたい」と総評を述べた。

 前日会見で「3バックがベース」と語ったように、東京五輪世代のフォーメーションは3バックが基本。今日も3バックで挑むと思われたが、蓋を開けてみると相手の4-3-3に合わせるように4-4-2。その理由については「五輪世代は3-4-3ベースでやってきたが、原理原則は変わらないということで、A代表でやっている形でプレーしてもらった」と語った。

 0-4と完敗だったが森保監督からは気落ちしているような様子は見られず。選手たちにも「すべて劣っているわけではない。技術は高めていかないといけないけど、球際ではやれていた」と伝えたことを明らかにした。

 注目の久保建英については、「得点はなかったが、相手の守備を混乱させるプレーをしてくれた」と高評価だった。

 全体的にポジティブなワードが並んだ森保監督だったが、結果は0-4。相手に合わせて修正するようなこともまったくできず、内容面でも完敗。勇敢に戦ったというよりは蛮勇に近い。果たしてこれで強化につながったのか大きな疑問だ。

(取材・文:植田路生【サンパウロ】)

【了】

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