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安部裕葵、大舞台にも強敵にも臆せず。「いつもの試合と一緒」【コパ・アメリカ】

text by 編集部 photo by Getty Images

安部裕葵
日本代表の安部裕葵【写真:Getty Images】

 コパ・アメリカ2019(南米選手権)初戦でチリ代表に0-4の大敗を喫した日本代表は、現地時間20日に行われる次節の試合ではウルグアイ代表と対戦する。MF安部裕葵がチリ戦を振り返るとともに、今後の戦いに向けた見通しを語った。

 チリ戦では、安部は0-2でリードされた66分からの交代で出場。同時に投入された三好康児らとともに、反撃への力となることが期待されたが、チームはさらに2点を奪われて敗れる結果となった。

「あの展開で失点を気にして試合なんて入らないですし、(点を)取りに行かないと。まずは引き分けに、そして勝ち越せるチャンスがあれば勝ち越す。みんなもそういう考え方でゲームに入って前がかりになっての失点だった」と安部はコメント。失点は反省しながらも、攻める姿勢の結果であったことは強調した。

 コパ・アメリカ初戦という大舞台で、ビハインドを背負った難しい状況での代表デビューとなったが、「敵は違えど、ああいう展開の試合は人生何度も経験してるので。何百試合、何千試合としてきた中のひとつの試合として、特にビックリしたことはないです」と冷静に受け止めている。

 チリのサポーターが大勢駆けつけ、普段の日本では経験できない雰囲気の中での試合だったことについても、「僕はACL決勝のアウェイのイランを経験しているので。あれを超えることはないですね」と意に介さず。次のウルグアイ戦も同様の雰囲気が予想されるが「僕は全然大丈夫です」と話している。

「いつもの試合と一緒で、違うのはメディアの数や見てる人の数だったり、あとは国を背負って戦う責任だったり、プレッシャーってものが違うだけで。自分がプレーする内容や質は練習から一緒だし」と安部は、特別な舞台を意識することなく普段どおりのプレーをする姿勢を示した。

(取材:元川悦子、文・構成:編集部)

【了】

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