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欧州主要クラブ・シーズン査定ランキング。最低のD判定となったのはあの名門クラブ【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

D評価

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D評価となったマンチェスター・ユナイテッド、ミラン【写真:Getty Images】

マンチェスター・ユナイテッド

 監督就任3年目となったジョゼ・モウリーニョだが、序盤から黒星が目立ち、第17節・リバプール戦に大敗した後に解任。暫定監督を経て、オレ・グンナー・スールシャールが正式に監督に就任した。

 新指揮官は下部組織出身のMFスコット・マクトミネイ、MFアンドレアス・ペレイラら、若手選手を積極的に起用。監督交代後はリーグ戦12戦10勝2分と好調を維持したユナイテッドだったが、ラスト9戦で2勝5敗2分と失速。6位に終わり、CL出場権を逃した。

ミラン

 ゴンサロ・イグアインやディエムエ・バカヨコら昨夏も選手を大量に補強したミランは、ジェンナーロ・ガットゥーゾ監督の下、新たなスタートを切った。しかし、新加入選手の不調に苦しんだミランは、2018年内のリーグ戦をCL出場圏外の5位で終え、ヨーロッパリーグでもグループリーグ敗退という屈辱的な成績を残してしまった。

 危機的状況に追い込まれたミランは、イグアインをチェルシーへ売却し、代わりにジェノアで大ブレイクを果たしていたFWクシシュトフ・ピョンテク、フラメンゴで成長を遂げていたMFルーカス・パケタを獲得。すると、これが奏功し、12月下旬から続いていたリーグ戦無敗記録を「10」にまで伸ばすなど、一時は3位にまで順位を回復させた。

 それでも、3月下旬から4月下旬までのリーグ戦7試合でわずか1勝と不調に喘いだことが響き、4位・インテルに勝ち点1及ばず。勝ち点68の5位は近年で最も良い成績となっているものの、ミランは再びCL出場権を逃す結果となった。

【了】

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