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「日本を背負って来ている」。レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブのワールドファイナルいよいよ開幕

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レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ
キャプテンの菅優樹(前列右から2番目)ら「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」に参戦するFC Capachildの選手たち【写真:編集部】

 ブラジル代表のネイマールが考案した新感覚サッカー「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」のワールドファイナルが、現地12日からブラジルで開催される。

 この大会には世界中の予選を勝ち抜き、25歳以下の選手(オーバーエイジ選手も2名まで出場可)で構成された男女混合の43チーム、女子のみの10チームが参加する。ルールはGKなしの変則的な5対5で、試合時間は10分。ゴールが決まると、失点した方のチームから1人退場しなければならない。

 そして試合終了時により多くの選手が残っていた方が勝利、あるいはどちらかのチームの選手全員を退場させた時点で勝敗が決まる。ピッチの周囲が壁に覆われていてボールが跳ね返ることなども特徴的だ。

 日本から男子の部に参戦し世界一を目指す「FC Capachild」は、カザフスタン、ヨルダン、モーリシャスと同じグループIに組み込まれた。キャプテンを務める菅優樹は、「普通のサッカーだったらマイナーな国が僕らのグループには多かったのかなという印象で、どういうサッカーをしてくるかわからないという少し怖い部分もあるんですけど、自分たちも準備をしてきているので、どの相手もリスペクトして戦いたい」とグループステージへの展望を語ってくれた。

 出国前にも「このネイマール・ジュニア・ファイブのルールに合わせて、僕らは一番勝てる戦い方を研究してきた」というFC Capachild。ブラジル入りしてからも練習とミーティングを重ね、準備万端だ。

 世界一をかけた戦いを前に、菅は「本気で勝ちに来ている。日本を背負って来ている自覚を持って来ているので、ぜひみなさんにも応援していただきたいと思います」と意気込んでいた。

 一方、グループステージで日本との対戦が決まったモーリシャスのキャプテン、イスマエルは「日本戦は難しい試合になるだろう」と述べつつ、「かなりイージーなグループに入った印象」とニンマリ。

 そして「僕たちはこの大会のために準備してきた。確かにモーリシャスは11人制であれば強豪とは言えないが、僕たちだってネイマールのように、スター選手のようにプレーできる、自分たちにもフットボールができるんだというところを見せたい。ここには自分たちのフットボールを証明するために来た。僕たちはいいチームだと自信を持っているし、全力を尽くして全員でアフリカのプライドを示したい」と自信たっぷりに語った。

「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」のワールドファイナルは、グループステージが現地12日の10時(日本時間12日22時)開始予定。13日の9時(日本時間13日21時)からはノックアウトステージが行われる。優勝チームには考案者のネイマールとの交流も予定されている。

 FC Capachild戦をはじめ、各試合の模様は『Redbull TV』(https://www.redbull.com/int-en/events/AP-1ZE9AJ4K11W11)や「レッドブル・ネイマール・ジュニア・ファイブ」の公式サイト(www.redbullneymarjrsfive.com/en)にて無料で生配信される。ブラジルの地で“日本代表”が世界の頂点を目指して戦う姿に注目だ。

【了】

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