フットボールチャンネル

アトレティコ、CL逆転敗退のショック。世代交代期に突入したシメオネの誤算とは?【18/19シーズン総括(5)】

シリーズ:18/19シーズン総括 text by 加藤健一 photo by Getty Images

チームは世代交代へ

シメオネ政権も昨季で8シーズン目となり、主力選手は軒並み高齢化。昨夏は、FWフェルナンド・トーレス、MFガビ、FWケビン・ガメイロといったベテランを放出。20代前半のFWトマ・レマル、MFロドリらを獲得している。

ボランチのポジションを掴んだ22歳のロドリはリーグ戦32試合に先発出場。しかし、シーズン終了後、マンチェスター・シティに同クラブ史上最高額の契約解除金で移籍した。

今夏はさらに、ゴディン、ファンフラン、F・ルイスが契約満了で退団。バルセロナが獲得を発表したグリーズマンが付けていた背番号7は、クラブ史上最高額の移籍金で獲得した19歳のジョアン・フェリックスに与えられることが決まっている。

現在のアトレティコは、スカッドの若返りを図っている真っ最中。そのチーム状況を考えると、昨季残した結果は悪くないのかもしれない。

(文:加藤健一)

【了】

1 2 3 4

KANZENからのお知らせ

scroll top