久保建英、驚異の“視線”。トラップではない、パスなのだ。ダイレクトでの!【カメラマンの視点で徹底解説(3)】

久保建英。バルセロナの下部組織で育ち、18歳にして日本代表デビューを飾り、世界最大のクラブであるレアル・マドリーへの移籍を勝ち取った男。日本サッカー界の新たなスターとなったが、実際にはどのような部分が優れ、どのように凄いのか。レンズを通して世界のサッカーを見続けているカメラマンが解説する。(撮影・文:山田一仁)

2019年07月23日(Tue)8時00分配信

シリーズ:カメラマンの視点
text by 山田一仁 photo Kazhito Yamada / Kaz Photography
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“周りを見ることの重要性”

久保建英
久保建英は練習から周りを常に確認する意識を持っていることがわかる【写真:Kazhito Yamada / Kaz Photography】

 練習では、久保はどんなことをやっているか。コパ・アメリカの練習中の写真から彼がどんなことをやっているかを写真で見る。

 2つのゴールの距離を短くして8対8くらいでやるミニゲーム。

 例えば、誰かのシュートをGKがキャッチしたとしよう。キャッチした瞬間、他の選手は、ボールを見ている。しかし、久保はその瞬間、既に周りを見ていた。
  
 他の選手は全員ボールの行方を見ているのに、久保だけが異なる方向を見ている。練習中から周りを常に確認する意識付けが出来ているということ。
  
 周りを観察する見方も、通常はゆっくりと見まわす。彼もそれはやっているが、さらにもう1回、一瞬だけ周りを見る。時間にして0.2か0.3秒という世界。これは、おそらく一緒に練習している他の代表選手もこの瞬間に久保がどのくらい周りを見ているか知らないだろう。

 なぜなら、その時、彼らだって、久保が周りを見ている瞬間を見ていないから。

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