フットボールチャンネル

欧州各国リーグ、主要移籍まとめ(6)。新天地を求めた選手を随時紹介、今回はこの5人【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

ナビル・フェキル

ナビル・フェキル
リヨンからべティスへ移籍したナビル・フェキル【写真:Getty Images】

FW:ナビル・フェキル(フランス代表)
生年月日:1993年7月18日(26歳)
リヨン→べティス(移籍金:約24億円)
昨季リーグ戦成績:29試合出場/9得点7アシスト

 リヨンの絶対的エースとして活躍していた26歳のレフティー。トップ下、サイドハーフ、センターフォワードなど攻撃的なポジションであればどこでもプレー可能という万能性型のFWであり、その実力は十分だ。リヨンではキャプテンも務めるなど文字通りの大黒柱として欠かせない存在となっており、2017/18シーズンにはリーグ戦30試合で18得点7アシストの成績を残している。昨季もリーグ戦では29試合で9得点7アシストを記録していた。

 2015年にはフランス代表デビューも果たしているナビル・フェキル。選手層の厚い同チームではベンチを温めることも多いが、昨年行われたロシアワールドカップでは6試合に出場するなどいわゆる“ジョーカー”的存在としてプレーしており、同国の20年ぶりとなる世界制覇に貢献した。ディディエ・デシャン監督からの信頼は厚いと言えるだろう。

 パスの質も高く、前線で様々な仕事をこなすことができるフェキルにはリバプールなど多くのクラブが獲得に興味を示していたが、7月23日、同選手の獲得を発表したのはスペインのべティスであった。同クラブはフランス人FWを完全移籍でチームに加えることに成功し、契約期間は2023年までとなっている。そして、気になる移籍金はなんと2000万ユーロ(約24億円)。フェキルの市場価格(『transfermarkt』を参照)が6000万ユーロ(約72億円)であることから、かなりリーズナブルな価格になったと言えるだろう。

1 2 3 4 5

KANZENからのお知らせ

scroll top