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ハンドの解釈が変更、PK戦で退場、監督にも警告? Jリーグは8月から適用。ルールの変更点を解説

text by 加藤健一 photo by Getty Images

選手交代は速やかに

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交代して退く選手は境界線の最も近い地点から出なければならない【写真:Getty Images】

 交代して退く選手は、境界線の最も近い地点から出なければならない。ただし、何らかの理由により主審が他の地点から出るように指示した場合は除く。

 JFAの解釈によると、交代して退く選手が「ゆっくり出ることによって時間を『浪費』することを防ぐため」としている。この選手がプレーの再開を遅らせるなどした場合、反スポーツ行為として罰せられることになる。

監督やコーチも警告・退場になる

 主審は不正行為を行ったチーム役員に対しても選手と同様にイエローカード(警告)、またはレッドカード(退場)を示すことが可能になった。また、不正行為を行ったチーム役員が特定できない場合は、より上位の監督(コーチ)に警告、退場が示されることになる。

 これまでは主審が口頭での注意、もしくは退席を命じていたが、行為の内容や程度に応じて、選手と同様に「注意」「警告」「退場」という処置が可能になった。ただし、「注意」は競技規則上の懲戒措置には含まれない。

 JFAの解説によると、「『挑発したり、相手の感情を刺激したりするような身振りや行動をする』こと」は警告の対象となり、「『攻撃的な、侮辱的な、または下品な発言や身振りをする』ことは退場の対象」としており、それぞれの具体的な行為を明言化している。

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