ハンドの解釈が変更、PK戦で退場、監督にも警告? Jリーグは8月から適用。ルールの変更点を解説

3月11日、国際サッカー評議会(IFAB)はサッカー競技における2019/20シーズンの競技規則の改正を決定。たびたび物議を呼ぶハンドやペナルティーキック(PK)など、今回の改正は戦い方にかかわる部分が大きい。Jリーグでも8月より適用される新たな競技規則の中から、主な改正点を紹介する。(文:加藤健一)

2019年08月02日(Fri)16時00分配信

text by 加藤健一 photo Getty Images
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ハンドの反則は解釈が変わる

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選手の“意図”や予期できるかにかかわらずハンドの反則を取られる【写真:Getty Images】

 これまでは、ボール方向への手や腕の位置や動き、相手との距離がどちらもある状況で、ボールが手に当たった場合にハンドの反則となっていた。つまり、相手やボールとの距離がない場合、ボールが手や腕に当たることを予期できないのでハンドの反則ではなかった。しかし、これについては国内外を問わずたびたび議論の対象になってきた。

 今回の改正で、不自然な位置に腕がある場合は、選手の“意図”や予期できるかにかかわらず反則を取られることとなった。しかし、選手自らを含む至近距離からの避けることのできないボールや、倒れた選手が身体を支えるためについた腕に当たった場合は、反則にはならない。

 また、新たな競技規則では、ゴールキーパーが自陣のペナルティーエリア内で犯したハンドの反則については、イエローカード、レッドカードの対象にならなくなった。

 ゴールキーパーに関しては、バックパスによるハンドの反則に該当する場面であっても、それを一度ゴールキーパー自身がキックを試みたものの失敗した場合は、そのボールを手で扱っても良い。日本サッカー協会(JFA)の解釈によると、「味方競技者からのスローインや意図的にパスされたものでなくなった」ことが、バックパスにならない理由に挙げられている。

PA内のフリーキックはPAを出なくても良い

 ペナルティーエリアから守備側のフリーキックが行われた場合、これまではペナルティーエリア内で相手選手がボールに触れたり、ボールがエリア内から出なかったり、味方選手がエリア内でボールに触れたりした場合、フリーキックのやり直しとなっていた。

 しかし、今回の改正ではエリアを出る必要はなくなり、蹴られた段階でインプレ―となる。ただし、相手選手はペナルティーエリアの外かつ、9.15m以上離れなければならない。ただし、相手選手がペナルティーエリア内や、9.15m以内にいるときでも、キッカーはプレーを再開することができる。

 これにはゴールキックも含まれるため、ゴールキックによるリスタートでは、これまでとは違った光景が見られている。

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