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プレミアリーグ、夏の移籍金総支出トップ5。世界を騒がせ、最も“バブリー”だったクラブは?【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

2位

ハリー・マグワイア
DF史上最高額の移籍金でマンチェスター・ユナイテッドに加入したハリー・マグワイア【写真:Getty Images】

2位:マンチェスター・ユナイテッド
総支出額:1億5900万ユーロ(約187億円)

 昨季、サポーターの期待を裏切る形でシーズンを終えたマンチェスター・ユナイテッド。今夏の移籍市場ではその失望から脱却するために積極的に動くかに思われたが、移籍金を支払って獲得した選手はわずか3人に留まっている。

 しかし、その3人を獲得する際に支払った移籍金はどれも巨額。総支出額はわずか3人で1億5900万ユーロ(約187億円)にまで上っている。

 主に守備面の強化を試みたユナイテッドは、まずクリスタル・パレスからアーロン・ワン=ビサカを獲得。イングランド代表の未来を担うであろう逸材で、「スパイダー」という愛称で親しまれているこのDFに対し、同クラブは5500万ユーロ(約64億円)の移籍金を支払っている。さらにスウォンジーからはMFダニエル・ジェームズを1700万ユーロ(約20億円)で獲得することに成功した。

 そして、ユナイテッドが最も力を入れたのがセンターバックの強化。カリドゥ・クリバリ、マタイス・デリフトら様々な獲得候補の名が挙がっていたが、結果的に同クラブが獲得したのはレスターのDFハリー・マグワイアであった。驚くべきはその移籍金で、ユナイテッドはこのイングランド代表DFをチームに加えるため、8700万ユーロ(約103億円)もの金額を投じたのである。もちろんこの移籍金は、DF史上最高額となった。

 しかし、念願の一流センターバックを手に入れたユナイテッドであったが、攻撃陣の補強はダニエル・ジェームズのみ。このあたりは若干の不安が残るが、果たしてどのようなシーズンを過ごすだろうか。

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