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プレミアリーグ、夏の移籍金総支出トップ5。世界を騒がせ、最も“バブリー”だったクラブは?【編集部フォーカス】

シリーズ:編集部フォーカス text by 編集部 photo by Getty Images

4位

トム・ヒートン
バーンリーからアストン・ビラへ移籍したイングランド代表GKのトム・ヒートン【写真:Getty Images】

4位:アストン・ビラ
総支出額:1億4860万ユーロ(約174億円)

 プレミアリーグ復帰を果たしたアストン・ビラが夏の移籍金支出ランキングで4位に入った。その額は5位エバートンを約30億円ほど上回る1億4860万ユーロ(約174億円)となっている。昨季の昇格プレーオフを勝ち抜いた同クラブは、プレーオフ決勝戦のチケット収益やプレーオフ優勝賞金、プレミアリーグ昇格に伴う放映権料などを合わせた巨額な収入を得たとされており、今夏の移籍市場で活発に動くことができたと見られている。

 アストン・ビラが今夏、移籍金を支払って獲得した選手は12人にまで上る。最も高額移籍となったのはクラブ・ブルージュからやってきたFWウェズレイで、移籍金は2500万ユーロ(約29億円)となっている。2番目はボーンマスのDFタイロン・ミングスの獲得に費やした金額となっており、その額は2230万ユーロ(約26億円)である。

 移籍金を支払って獲得した12人のうち、最もネームバリューがあるのがGKトム・ヒートンだろう。アストン・ビラはこのイングランド代表GKを880万ユーロ(約10億円)でチームに加えている。第1節のトッテナム戦は1-3で敗れたが、ヒートンは何度かビッグセーブを披露。この男の獲得は、残留を目指すアストン・ビラにとっては大きいはずだ。

 また、同クラブはマンチェスター・シティからMFドウグラス・ルイスを1680万ユーロ(約19億円)で、サウサンプトンからDFマット・ターゲットを1550万ユーロ(約18億円)で獲得し、FWアンワル・エル・ガジを900万ユーロ(約10億5000万円)で買い取るなど、若手を積極的にチームへ加えている。目標である残留へ、今夏の移籍市場はアストン・ビラにとって満足いくものだったのではないだろうか。

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