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パラグアイ代表DF、日本戦をW杯出場権獲得のきっかけに「自信持って攻め込む」

text by 編集部 photo by Getty Images

ファビアン・バルブエナ
パラグアイ代表のDFファビアン・バルブエナ【写真:Getty Images】

 パラグアイ代表は、5日にキリンチャレンジカップで日本代表と対戦する。4日に行われた前日練習後にはプレミアリーグのウェストハムでプレーしているDFファビアン・バルブエナが取材に応じた。

 イングランドで揉まれて急成長を遂げてパラグアイ代表の守備の柱になったバルブエナは「南米サッカー全体の特徴でもあり、もちろんパラグアイの特徴でもあるのが強固な守備だと思う」とディフェンスの重要性に言及した。

 パラグアイ代表は6月のコパ・アメリカでも強豪国相手に堂々たる戦いぶりを見せていた。グループステージではアルゼンチン代表と1-1で引き分け、準々決勝でブラジル代表と0-0のままPK戦にもつれる激闘を演じた。こういった奮闘を後押ししたのが、バルブエナを中心とした堅い守備だった。

「(守備力は)やはり強豪と対戦することで磨き上げられたところはあると思う。明日の試合でもぜひ秩序を守ったディフェンスをして、失点をゼロに抑え、自信を持って敵陣に攻め込んでゴールを奪いたい」

 日本戦は、若手を多く組み込んだ新世代のパラグアイ代表にとって来年のコパ・アメリカや3年後のカタールワールドカップに続く長い道のりの最初の一歩になる。特にワールドカップは日本を破ってベスト8に進出した南アフリカ大会を最後に出場権を獲得できておらず、2大会連続で南米予選を突破できていない。

「ワールドカップからしばらく遠ざかっていることはとても悲しく思っている。もう2大会続けて出場権を逃しているので、今の自分たちにとって最大の目標はワールドカップに出場すること。今回、日本のような強力なライバルと対戦を重ねていくことで、その目標を達成したい」

 多くの選手が南米から来日しているためほとんど準備期間がなく、次はヨルダンに飛んで同国代表と対戦するほぼ地球一周の過酷な遠征となるが、パラグアイ代表の好パフォーマンスに期待したい。

(取材・文:舩木渉)

【了】

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