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日本代表 5年前

【日本代表スタメン案】NMD解体で久保建英の起用を。左サイドバックに安西幸輝も面白い? ミャンマー戦のイレブンをFチャン編集部が厳選

日本代表は10日、2022年カタールワールドカップ・アジア二次予選の初戦でミャンマー代表と対戦する。5日に行われたパラグアイ代表戦では2-0と完勝を収めた日本代表。次なる舞台はアウェイということになるが、果たして森保ジャパンはどのような戦いを見せるだろうか。

text by 編集部

パラグアイ戦のメンバーから多少の変更を

日本代表
フットボールチャンネル編集部が提言するミャンマー戦のスターティングメンバー

 5日に行われたキリンチャレンジカップ2019でパラグアイ代表と対戦した日本代表は、FW大迫勇也とMF南野拓実の得点により2-0の完勝を収めている。相手のコンディションが万全ではなかった点もあるかもしれないが、攻守両面でポジティブな内容を残したと言えるだろう。

 そんな森保ジャパンは10日、2022年カタールワールドカップ・アジア二次予選でミャンマー代表と対戦する。相手は格下であると見て間違いないが、前回のロシアワールドカップ・アジア二次予選では同じく格下と見られていたシンガポール代表とドローに終わっているため、何が起こるかは当然わからない。ピッチコンディション等含め色々と困難な状況が待ち受けているはずだが、敵地でしっかりと勝ち点3を持ち帰ることが求められる。

 さて、7大会連続7回目のワールドカップ出場へ向けての第一歩となるミャンマー戦だが、相手は当然ながら自陣に引いて守りを固めてくるだろう。日本代表はボールを持つ展開が増えるはずだが、いかに良い形で攻撃を組み立てられるかが勝利へのポイントになる。

 先発はパラグアイ戦のスタートからピッチに立った選手がベースとなるはずだが、多少変化を加えても面白いかもしれない。その中でGKはシュミット・ダニエルを推す。ミャンマー戦ではシュートを浴びる本数こそ少ないかもしれないが、ピッチの状態等考えても足下の安定性はいつも以上に求められるはず。そういった点では権田修一や川島永嗣よりシュミットの方が優れているのではないか。

 DFラインは右から酒井宏樹、冨安健洋、吉田麻也、安西幸輝でどうだろうか。安西はパラグアイ戦でも途中出場ながら果敢に前線へ飛び出す姿勢を見せており、攻撃に厚みを加えていた。そのため、より攻める時間が長くなるミャンマー戦でもそうした姿勢は相手の脅威、そして日本代表にとっても大きな武器となるはず。引いた相手に対してどこまで自身の怖さを出せるかにも注目したいため、ここでは安西のスタメン起用を推したい。

NMDの解体も?

 ダブルボランチには柴崎岳と遠藤航。前者はパラグアイ戦でも攻守に渡り存在感を放っており、改めて森保ジャパンにとって不可欠な存在であることを証明した。何も問題なければスタメンから外す理由は見当たらないだろう。また、パラグアイ戦では出場機会がなかった遠藤だが、昨年行われたロシアワールドカップにも出場するなど持っている力は明らか。ここ最近は怪我の影響などで代表戦に出場することが少なかったが、久々に見たい選手の一人である。

 2列目には中島翔哉、南野拓実、久保建英を推す。中島と南野はパラグアイ戦でもさすがのパフォーマンスを見せ、勝利の立役者となった。ミャンマー代表のように自陣に引いて守ってくるであろうチームに対しては個人の打開力というものも求められるが、そういった点を踏まえても中島と南野の起用は欠かせない。再び攻撃陣を活性化させてくれるはずだ。

 また、パラグアイ戦では右サイドハーフに堂安律が起用されたが、ここでは久保の先発を試してみてもいいだろう。キリンチャレンジカップ2019では後半頭から出場し、積極的に得点に絡もうと輝きを放った背番号17。個人で幾度となく突破を仕掛け、フィニッシュまで持ち込む一連の流れはパラグアイDFにとって脅威となっていたのは明らか。引いて守る戦い方を徹底してくるであろうミャンマー代表に対してもそうしたプレーは大きな効果を生むはず。スタートからどこまで継続して持ち味を発揮できるかにも期待したい。

 そして1トップはやはり大迫勇也だろう。先日行われたパラグアイ戦でも最前線で様々な仕事をやってのけ、勝利の立役者となっていた。もはや不動の存在と見て間違いなく、ミャンマー戦でも高質なプレーに期待が懸かる。

 いよいよ始まるカタールワールドカップ・アジア二次予選。日本代表は幸先良いスタートを切ることができるだろうか。

【了】

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