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最下位ジュビロ、96分の劇的ゴールで8試合ぶり勝利! トリニータ下し残留に望み繋ぐ

text by 編集部 photo by Getty Images

ジュビロ磐田
大分トリニータとジュビロ磐田はドロー【写真:Getty Images】

【大分トリニータ 1-2 ジュビロ磐田 J1第27節】

 明治安田生命J1リーグ第27節の大分トリニータ対ジュビロ磐田戦が28日に行われ、アウェイの磐田が2-1で勝利を収めた。

 今季2度目の監督交代後もリーグ戦3連敗を喫し、最近7試合で勝ち点わずか1の獲得にとどまっている磐田。残留ラインに大きく離されての最下位に沈んでおり、奇跡の逆転残留に向けて後のない状況に追い込まれている。

 最近3試合で得点すらもなかった磐田は今節も厳しい戦いに。前半は大分が試合を優位に進め、小林成豪などが何度かゴールを脅かす。だがスコアは動かず、両チーム無得点で前半を折り返した。

 66分、待望の先制点は磐田に生まれる。左サイドで縦パスを受けたルキアンがタックルを受け、こぼれたボールに後方から走り込んだ山本康裕がゴール右への低いシュートを流し込んだ。

 4試合ぶりのゴールを挙げた磐田だが、リードを守り抜くことはできなかった。79分、大分は交代出場の三平和司がエリア内で倒されてPKを獲得し、自らゴール右に決めて1-1の同点とした。

 そのままドローに終わるかに見えたが、6分間の長いアディショナルタイムの最後にドラマが待っていた。必死の攻撃を繰り出す磐田は相手陣内でボールを奪い、右サイドにこぼれたボールから松本昌也が絶妙なクロス。ファーポストで合わせた山本がこの試合2点目となるヘディング弾を叩き込んだ。

 この試合のラストプレーとなったシュートで劇的勝利を収めた磐田は8試合ぶりの勝ち点3を獲得。プレーオフ圏の16位サガン鳥栖との差を7ポイントに縮め、J1残留に望みを繋いでいる。

【得点者】
66分 0-1 山本康裕(磐田)
80分 1-1 三平和司(大分)
90+6分 1-2 山本康裕(磐田)

【了】

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