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岡崎慎司、苦境の古巣マラガにエール。「流れを変えるために勝利が必要」

text by 編集部 photo by Mutsu Kawamori

岡崎慎司
ウエスカの岡崎慎司【写真:ムツ・カワモリ】

 スペイン2部のウエスカに所属するFW岡崎慎司が、前所属クラブであるマラガとの対戦を終えての思いを語った。スペイン『カデナ・セール』が9日付でインタビューを伝えている。

 岡崎は今年夏にマラガに加入したが、登録問題により公式戦に出場できないまま、在籍約1ヶ月で退団を余儀なくされた。同じスペイン2部のウエスカに加入してプレーを開始し、先週末の6日には“古巣”マラガと対戦して2-0の勝利を収めた。

「すごく感情を動かされるような試合だった」「90分間楽しむことができた」と岡崎はマラガ戦についてコメント。「移籍市場が閉まってすぐにウエスカに来て、全てが急ぎ足だったので、チームメートたちと話をする時間もなかった」と移籍を振り返り、マラガの元同僚たちと再会できたことを喜んでいる。

「マラガのことは大好き。スペインで最高のチーム」と岡崎は、短期間の滞在ではあったが前所属クラブへの愛着を強調しつつ、「ウエスカのためにベストを尽くす」と現在のクラブで戦っていく姿勢も示している。

 マラガはセグンダ・ディビシオンで降格圏の19位に沈み、厳しい状況に置かれている。岡崎の退団にも繋がった経営問題のため選手の数も十分ではなく、負傷者や代表招集の影響により今週末の試合の延期を要請する事態にもなった。

「マラガには良くなってほしい」と岡崎は古巣の浮上を期待。「マラガの試合も見ている。勝たないといけない試合で引き分けたりしているが、流れを変えるために勝利が必要」とエールを送っている。

【了】

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