イタリア・セリエAのボローニャに所属する日本代表DF冨安健洋に、同リーグのビッグクラブであるローマとミランが獲得への関心を示しているという。イタリア『カルチョメルカートウェブ』が9日付で伝えた。

　冨安はベルギー1部のシント＝トロイデンから今季ボローニャに加入。本来のポジションではない右サイドバックでレギュラーに定着し、ここまでリーグ戦7試合とカップ戦1試合の公式戦全てに先発フル出場を果たしている。

『カルチョメルカートウェブ』は冨安を「おそらく今季セリエAで最大のサプライズ」と評し、特に「イタリアサッカーと新しいポジションへの適応力」が印象的だと記述。まだ20歳という若さから「大きな成長の余地もある」と見通しを述べている。

　その活躍は早くもビッグクラブからの関心を引きつけているとのこと。ともに右サイドバックのポジションに問題を抱えるローマとミランが獲得を検討していると伝えられている。

　ローマはダビデ・ザッパコスタが負傷で長期離脱を強いられ、アレッサンドロ・フロレンツィも負傷が多い。ダビデ・サントンは出場機会を得られず1月の退団が濃厚とみられている。一方のミランもダビデ・カラブリアやアンドレア・コンティの状態が万全ではないことなどから、「ボローニャの日本人選手は理想的な戦力になり得る」と述べられている。

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