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日本代表、全員揃ってタジキスタン戦へ。現地2日目は非公開で調整【日本代表練習レポート】

text by 編集部 photo by Wataru Funaki

日本代表
タジキスタン戦の会場は人工芝でスタンドはボロボロ。背後には豪華絢爛な建造物があり独特な雰囲気を放つ【写真:舩木渉】

 日本代表は現地13日、タジキスタンの首都ドゥシャンベ市内で練習を行なった。

 2日後に2022年カタールワールドカップのアジア2次予選のタジキスタン戦を控え、チーム全員がグラウンドに集合した。12日は室内調整だったDF吉田麻也やDF長友佑都も元気な姿を見せ、10日のモンゴル戦で負傷交代したDF酒井宏樹も「(足首の)腫れは引いたので大丈夫」と次戦出場への意欲を示していた。

 実際の試合時間に近い現地16時に始まった練習は、冒頭15分のみが報道陣に公開されて、その後は非公開に。体幹やストレッチを入れながらのウォーミングアップから、ボールを触り始めたところで会場の外へと案内された。

 練習が終わって会場から出てきた選手たちを待ち受けていたのは、地元タジキスタンの子どもたち。サッカーは同国内で人気があり、子どもたちも日本代表の選手の名前や所属クラブなどをよく知っている。「久保(建英)はマジョルカ、中島(翔哉)はポルト」など、彼らの口からはスラスラと日本人選手の知識が出てきた。

 ただ、アジアトップクラスの日本代表選手たちを歓迎するムードも試合前までだろう。人工芝のピッチへの適応も、選手たちがそれぞれにベストな方法を探りながら調整を進めている。14日には両チーム監督の記者会見と最後の練習が行われる予定で、いよいよ決戦の時が近づいてきている。

(取材・文:舩木渉【タジキスタン】)

【了】

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