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ジュビロ磐田とサガン鳥栖、白熱の下位対決は2-2ドロー。鳥栖は残留圏に浮上

text by 編集部 photo by Getty Images

ジュビロ磐田
ジュビロ磐田対サガン鳥栖は2-2【写真:Getty Images】

【ジュビロ磐田 2-2 サガン鳥栖 J1第29節】

 明治安田生命J1リーグ第29節のジュビロ磐田対サガン鳥栖戦が19日に行われ、2-2の引き分けに終わった。

 8月以来最下位に沈み続けている磐田と、前節終了時点でプレーオフ圏の16位に位置する鳥栖。シーズンが大詰めを迎える中、J1残留に向けて勝ち点3を渇望する両チームが重要な直接対決に臨んだ。

 前半12分、先制点はアウェイの鳥栖に生まれる。左サイドでボールを持ったイサック・クエンカがエリア手前の金崎夢生に預けて前線に飛び出し、金崎からのリターンを受けると巧みなループシュートでGKの頭上を抜いた。

 苦しい展開を強いられる磐田だが、前半アディショナルタイムには試合を振り出しに戻した。大南拓磨の右サイドからの高いクロスにルキアンがヘディングで合わせたゴールで1-1の同点に。

 67分には鳥栖に再び勝ち越しのゴール。金崎がエリア内で相手守備陣に囲まれながらもボールを失わず、ゴール正面に持ち込んで右足で力強く突き刺した。

 だが敗れれば次節で降格決定の可能性が出てくる磐田も諦めない。84分、ゴール前でのクリアボールが大きく浮いたところにアダイウトンが反応し、オーバーヘッドでのスーパーゴールで再び同点に追いつく。

 最後まで激しい攻防が繰り返された試合は2-2のドローで終了。勝ち点1を加えた鳥栖は久々に残留圏へ浮上することに成功し、湘南ベルマーレがプレーオフ圏の16位に後退している。

【得点者】
12分 0-1 イサック・クエンカ(鳥栖)
45+2分 1-1 ルキアン(磐田)
67分 1-2 金崎夢生(鳥栖)
84分 2-2 アダイウトン(磐田)

【了】

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