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浦和レッズ、侮辱的行為のレディースサポーターの処分を発表。実行者4人を入場禁止処分へ

text by 編集部 photo by Getty Images

ジーコTD記念碑
ジーコTD記念碑【写真:Getty Images】

 浦和レッズは25日、今月14日に行われた2019プレナスなでしこリーグ1部第15節 INAC神戸レオネッサ対浦和レッズレディース戦で鹿島アントラーズのジーコTD(テクニカルディレクター)記念碑にタオルマフラーやユニフォームをかけるなどの侮辱的行為をしたサポーターの処分を発表した。クラブ公式サイトで発表されている。

 普段はノエビアスタジアム神戸を本拠地としているINAC神戸だが、この日は鹿島アントラーズの本拠地である茨城県立カシマサッカースタジアムでホームゲームを行った。

 この日、カシマサッカースタジアムに設置してあるジーコTDの記念碑に浦和レッズレディースサポーターがよじ登り、浦和レッズのユニフォームやタオルマフラーをかけるなどの行為を行なった。その様子がSNSにアップされ、情報が拡散。16日に浦和がサポーターを処分すると発表していた。

 クラブの公式サイトによると、今回の件に関わったのは総勢11人のサポーター。内4人が実行者で1人がジーコ像によじ登りユニフォームを巻き、3人が同像にタオルマフラーをかけた。さらに、11人中7人が傍観者であったという。浦和は実行者4人と傍観者7人の内6人にヒアリングを実施。傍観者の1人は特定できないため、引き続き調査中とのこと。

 ヒアリングの結果、実行者4人の内1人はユニフォームを巻いたジーコ像をSNSに投稿。傍観者6人は実行者から誘われ同行したが、静止することはなかったとして、傍観者にも処分を下した。

 実行者4人からは今シーズンの浦和レッズおよびレッズレディース全試合の入場自粛、傍観者6人からは浦和レッズレディースホームゲーム1試合(10月27日)と、それまでのアウェイゲーム(10月20日)、トップチームのゲーム(10月23日)の入場自粛の申し出があったという。

 そしてクラブは実行者4人に対して、今シーズンのなでしこリーグ残り試合(10月20日、27日、11月2日)の入場禁止と、その間のトップチームの公式戦(10月18日、23日、29日、11月1日)の入場を禁止。傍観者6人に対しては、厳重注意し二度と同様の行為をしないことを誓約させると発表した。

【了】

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