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バルセロナは西川潤、ユベントスは若月大和に熱視線。U-17W杯に100クラブのスカウト集結【U-17W杯】

text by 編集部 photo by Getty Images

西川潤 若月大和
U-17日本代表のMF西川潤(左)とFW若月大和(右)【写真:Getty Images】

 ブラジルで開催されているU-17ワールドカップは次世代を担うタレントの巨大ショーケースだ。世界中から100を超えるクラブのスカウトが現地に集結し熱心に試合を視察しているという。ブラジル『グローボ』が報じた。

 各クラブから派遣されたスカウトたちは、大会を主催するFIFAにチケットをリクエストすることで試合を観戦することができる。同紙によれば100人を超えるスカウトたちから合計1300枚にものぼるチケットの申し込みがあったそうだ。

 その中には当然世界的な名門クラブのスカウトも含まれている。バルセロナやレアル・マドリーはもちろん、マンチェスター・シティ、マンチェスター・ユナイテッド、ミラン、インテル、バイエルン・ミュンヘンなどもスカウトをブラジルに派遣している。

『グローボ』の記者は大会開幕戦となったブラジル対カナダの会場でシュトゥットガルトやバルセロナのスカウトに接触したようだ。後者はメディアと話すことは禁じられていると述べ、多くを語ろうとはしなかったという。この試合には50人ものスカウトが集結していた。

 他の国の報道を見ると、ビッグクラブがどういった選手に関心を抱いているのかも見えてくる。

 バルセロナはU-17エクアドル代表のMFヨハン・ミナや、U-17ブラジル代表のFWガブリエル・ヴェロン、U-17カメルーン代表のMFルシアン・アグメ、U-17アルゼンチン代表のFWエゼキエル・セバージョスとMFマティアス・パラシオスなどに注目しているという。

 ライバルのマドリーはパラシオスの他、U-17ブラジル代表FWターレス・マグノの動向を注視しているようだ。

 グループリーグ初戦で欧州王者U-17オランダ代表を3-0で一蹴したU-17日本代表の選手たちの注目度も上がっている。以前からバルセロナに関心を示していたMF西川潤のほか、伊『カルチョメルカート.com』によればオランダ戦で圧巻の2得点を挙げたFW若月大和にユベントスが興味を示しているとのこと。

 ロナウジーニョやネイマール、エデン・アザールなどU-17ワールドカップを経てワールドクラスに飛躍していった選手たちは枚挙にいとまがない。すでにセレッソ大阪入団が内定している西川や、同じく湘南ベルマーレ入団内定の若月といった日本のタレントたちも世界規模の“ショーケース”に乗ったことで、欧州トップレベルへの階段を駆け上がっていくことになるかもしれない。

【了】

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