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日本代表、連戦で異例のメンバー入れ替え。森保一監督「日本サッカー全体の底上げに」

text by 編集部 photo by 田中伸弥

森保一
森保一【写真:田中伸弥】

 日本サッカー協会(JFA)は6日、今月14日に行われる2022年カタールワールドカップ・アジア2次予選のキルギス代表戦と同19日に行われるキリンチャレンジカップ2019のベネズエラ代表戦に挑むメンバーを発表した。

 日本代表を率いる森保一監督はこの2試合でメンバーの入れ替えをするという決断をした。5日に発表されたU-22日本代表に招集された堂安律や久保建英、板倉滉といった選手のA代表選出はなかったが、キルギス戦は海外組中心となりベネズエラ戦は国内組中心となる。

 ベネズエラ戦に臨むメンバーでは井手口陽介や中村航輔、大島僚太らが代表復帰を果たし、進藤亮佑、荒木隼人、古橋亨梧、オナイウ阿道の4名が代表初選出となった。

 会見を行った森保監督はメンバー入れ替えの意図について「ポイントはいくつかあると思いますが、まずはキルギス戦に向けて戦った後、欧州組の選手のコンディション等々を考慮してより良い状態でまた自チームに戻ってもらい、自分のポジションでポジションを掴んでもらうことであったりとか、パフォーマンスを上げてチーム内で存在を発揮してもらうということで予選が終わってから欧州に戻ってもらうと」と話し、アウェイのキルギス戦での移動を考えての決断だったようだ。

 また、欧州組以外の選手に関して森保監督は「経験の浅い選手たちにとっては非常に貴重な代表の経験になると思いますので、個のレベルアップにもつながっていくというふうに思っていますので、個のレベルアップ、チームのレベルアップ、このベネズエラ戦でさらにできること。それが日本のサッカーの全体的なレベルアップ、底上げになると考えています」と国内で結果を出している選手にもチャンスを与えたいと考えているようだ。

 森保監督のこの決断は、日本サッカーの底上げにつながるのだろうか。

【了】

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