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大島僚太、久々の日本代表招集も違和感なし「刺激になる。怪我なく帰りたい」

text by 編集部

大島僚太
日本代表のMF大島僚太【写真:Getty Images】

 日本代表は17日、パナソニックスタジアム吹田で19日に予定されているベネズエラ代表との国際親善試合に向けて練習を行った。

 今回は14日に2-0で勝利した2022年カタールワールドカップアジア2次予選のキルギス戦が終わった段階で所属クラブに戻った選手もいるため、ベネズエラ戦のみの招集となった国内組の選手たちが多くいる。

 川崎フロンターレに所属するMF大島僚太もその1人だ。Jリーグ2連覇中のクラブで10番を背負い、国内No.1の実力者として高く評価されることもありながら、これまで日本代表での活躍は限定的だった。

 森保ジャパンでは昨年9月の発足時に招集を受けたが、負傷のため不参加に。昨年夏のロシアワールドカップも状態が上がらず不完全燃焼に終わるなど、ピッチ上で短い時間だけ輝くことはあっても、日本代表に参加する(あるいは招集される)と怪我に祟られて離脱を繰り返してきた。

「顔見知りが多いですし、リオデジャネイロ五輪世代で一緒にやっていた人もそうですし、そういった雰囲気にあまり違和感はないです」と語る大島は、「奪って速い攻撃、湧いて出るようなカウンターみたいなものもすごく印象的」という森保ジャパンのサッカーをいち早く習得しようと努力している。

 フロンターレでも怪我から復帰後は圧巻のパフォーマンスを披露しているだけあり、今度は日本代表でも力を発揮できると示したいところだ。19日のベネズエラ戦は「チームでやっていたことで選んでもらえたと思うので、そこには自信を持ちたい」と語る大島ら国内組にとって重要なチャンスとなる。

「個人的には怪我なく帰りたいですし、ただやっぱり新しいメンバー、普段やらない選手と練習するだけでも刺激になりますし、僕自身の成長につなげたいなと思います」

 自虐気味ではあるが、本音でもあるだろう。他のリオ五輪世代の選手たちや、さらに若い東京五輪世代の後輩たちが日本代表の第一線で活躍している中、大島もそれに続けるか。ベネズエラ戦でなんとかチャンスを掴みたいところだ。

(取材:元川悦子【大阪】、文・構成:編集部)

【了】

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