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引退迫るダビド・ビジャが38歳に。得点王にも輝いたW杯でのゴール集を見よ!

text by 編集部 photo by Getty Images

ダビド・ビジャ
スペイン代表のダビド・ビジャ【写真:Getty Images】

 J1のヴィッセル神戸に所属する元スペイン代表FWダビド・ビジャが、3日に38歳の誕生日を迎えた。間違いなくサッカー史に残る存在となる世界屈指の点取り屋は、まもなくその偉大なキャリアに幕を下ろそうとしている。

 今季から神戸でプレーしていたビジャは、先月13日に今季限りでの現役引退を発表した。残された試合は今週末の7日に行われるJ1最終節のジュビロ磐田戦と、21日に行われる天皇杯準決勝の清水エスパルス戦、そしてチームが勝ち進んだ場合に来年元日に戦う決勝のみとなる。

 バレンシアやバルセロナ、MLS(メジャーリーグサッカー)のニューヨーク・シティFCなど所属したあらゆるクラブでゴールを量産し、チャンピオンズリーグ優勝やリーガエスパニョーラ優勝など数多くのタイトルも獲得してきたビジャ。だがその輝かしい軌跡の中でも最大のハイライトのひとつとなったのが、2010年ワールドカップでの優勝、そして得点王獲得だ。

 スペイン代表のエースストライカーとして南アフリカでの大会に乗り込んだビジャは、グループリーグ第2節のホンジュラス戦で2得点を挙げ、初戦でスイスにまさかの敗戦を喫したチームを立ち直らせる。続いてチリ戦でも先制点を挙げてスペインの決勝トーナメント進出に大きく貢献した。

 決勝トーナメント1回戦のポルトガル戦、準々決勝のパラグアイ戦ではいずれもチームを1-0の勝利に導く値千金の決勝点。ゴールデンブーツ賞こそドイツのトーマス・ミュラーに譲ったが、大会最多タイの5得点はスペインの初の世界制覇に向けて大きな力となった。

 2006年大会でも3得点、2014年大会でも1得点を挙げたビジャは、ワールドカップ本大会におけるスペイン代表の歴代最多得点者でもある。FIFA(国際サッカー連盟)のワールドカップ公式ツイッターアカウントでは3日にビジャのゴール集動画を投稿し、38歳の誕生日を祝福している。

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