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中島翔哉、2ヶ月ぶりのフル出場は及第点「最後の笛が鳴る前に放ったシュートは…」

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
中島翔哉はポルトで約2ヶ月ぶりの先発フル出場【写真:Getty Images】

 ポルトガルのリーグカップにあたるタッサ・ダ・リーガのグループD第2節が現地5日に行われ、ポルトは2部のカーサ・ピアを3-0で下した。

 ポルトに所属するMF中島翔哉は公式戦10試合ぶりの先発出場を果たし、チームの2点目の起点となるプレーなどで存在感を発揮。約2ヶ月ぶりのフル出場では後半アディショナルタイムにゴールをかすめる惜しいシュートも放った。

 このパフォーマンスに対し、ポルトガル紙『オ・ジョーゴ』は10点満点の採点で中島に「6」をつけている。ポルトのチーム内最高は「7」を与えられたDFレンゾ・サラビアとMFセルジオ・オリベイラだった。

 採点では及第点だったものの、寸評では中島のプレーについて概ね好印象が述べられている。

「40分にブルーノ・コスタにほとんどゴールが決まったかのようなボールを送ったように、サイドと中央の間でいくつかのいいプレーがあり、激しい戦いの後、最後の笛が鳴る前に放ったシュートは残念ながらポストに当たった」

 こう評価されているように、中島は守備面での献身性のみならず攻撃面でも徐々に力を発揮できるようになってきた。40分にブルーノ・コスタのチャンスを演出したシーンや、90分にポスト直撃のミドルシュートを放った場面などに象徴されるように、ゴールに近い位置で決定機に絡める回数も増えている。

 約2ヶ月ぶりの90分間を今後にどう活かしていくかが何よりも重要だ。ポルトの次の試合はリーグ戦、中2日でアウェイに乗り込んでベレネンセスと激突する。再び先発のチャンスは巡ってくるだろうか。

【了】

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