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森保監督、香港戦で先発大幅変更を明言「走って戦ってもらいたい」。仲川輝人らデビューへ【E-1サッカー選手権】

text by 編集部 photo by Shinya Tanaka

森保一
日本代表の森保一監督【写真:田中伸弥】

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 日本代表は13日、翌日に控えたEAFF E-1サッカー選手権2019決勝大会の香港代表戦に向けて練習を行った。

 過去のE-1サッカー選手権と同じように、森保一監督は初戦から先発メンバーを大幅に入れ替えて第2戦に臨むようだ。香港代表戦では10日の中国代表戦で出番のなかったFW仲川輝人やMF田中碧、DF渡辺剛らが日本代表デビューを飾り、MF大島僚太やFW田川亨介なども先発起用される見通しとなった。

 取材に応じた森保監督は「まずは勝利して第3戦(韓国代表戦)につなげられるようにというところ、チームとして結果を出せるように、選手たちにはチームのために走って戦ってもらいたいと思います。そして個々の特徴がそれぞれあると思いますので、選手たちが持っているそれぞれの特徴を思い切って発揮してもらいたいなと思います」と先発予定のニューカマーたちに期待を寄せた。

 18日には日韓戦も控えているが、「1戦目(中国戦)、2戦目(香港戦)と試合を見て、それから第3戦のメンバーを決めていきたい」とも指揮官は述べる。ここでアピールに成功すれば、選手たちにとっては宿命のライバルとの大一番に出場するチャンスも見えてくる。

「まずは目の前の結果にこだわってやっていくってことと、これからの選手の成長とチームの成長、チームの発展とよくお話させてもらっていますけど、今回のE-1サッカー選手権でも、(これまで通り)できればと思っています。

(大会の)スタートの時点でもほとんどぶっつけ本番のチームだったので、そこは1試合目に出た選手はいいトライができたと思いますし、2試合目に出る選手たちも、なかなか(チーム全体で)合わせる時間がない中、試合の中で少しでもまた成長できるように、そして結果を出せるように思い切って戦ってもらえればと思います」

 日本時間19時30分キックオフ予定の男子の日本代表戦直前には、同じ会場で15時55分から女子日本代表が中国代表戦に臨む。3大会ぶり優勝を目指すサムライブルーは、なでしこジャパンの奮闘もエネルギーに変えて香港代表を打ち破りたいところだ。

(取材:元川悦子【釜山】、文・構成:編集部)

【了】

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