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南野拓実は“マーケティング要員”ではない。英紙が断言「CL見れば誰でも良さがわかる」

text by 編集部 photo by Getty Images

南野拓実
南野拓実【写真:Getty Images】

 2020年1月1日付けでリバプールへ移籍することが決定した24歳の日本代表MF南野拓実。アジア市場開拓に向けても同クラブにメリットはあるが、21日に英メディア『フォー・フォー・トゥ』は「ユニフォーム販売のために獲得したのではない」と断言した。

 南野は現地時間10月2日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のリバプール戦で1ゴール1アシストを記録し、欧州王者を苦しめる活躍をみせている。そういった経緯もあり、ザルツブルクの南野に注目したリバプールが冬の移籍市場で獲得するのを決めた。同選手の市場価値と比べて格安の725万ポンド(約10億4100万円)で取引が成立している。

 アジア人選手がビッグクラブへ移るような場合、海外メディアから“広告塔”や“マーケティング要員”といった見方をされる場合もある。しかし、同メディアはタイトルに「いいえ。リバプールの新加入選手である南野はユニフォームの販売のために獲得したのではない」とつけ、「今年のCLグループステージに注目した人なら、誰でも南野がどれほど良いかを知っているだろう」「巧みで戦術を意識した攻撃的ミッドフィルダーであることを示した」とし、好意的なコメントを残している。

 また、「アンフィールドでの彼の正確な役割はまだわからないが、おそらくアダム・ララーナやアレックス・オックスレイド=チェンバレンと中盤のアンダースタディとしてポジションを争い、同時に前方のポジションを強化するかもしれない」と、中盤や前線のポジションで起用されるとの予想をたてている。

【了】

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