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中島翔哉、1アシストで2019年を締めくくる。3戦連続先発、ポルトはリーグ杯準決勝進出

text by 編集部 photo by Getty Images

中島翔哉
ポルトに所属する日本代表MF中島翔哉【写真:Getty Images】

【シャヴェス 2-4 ポルト タッサ・ダ・リーガD組第3節】

 ポルトガルのリーグカップにあたる「タッサ・ダ・リーガ」のグループD第3節が現地22日に行われ。ポルトが2部のシャヴェスに4-2で勝利を収めた。

 両者2連勝、勝った方が準決勝に進める状態で迎えた一戦に、ポルトのMF中島翔哉は公式戦3試合連続の先発出場を果たした。これまでリーグカップは他の大会から大幅にメンバーを入れ替えてサブ組で臨んでいたポルトだったが、直近の試合からスタメンを7人変更したにもかかわらず、背番号10は継続起用されている。

 試合は序盤の8分にFWチキーニョ・ソアレスのゴールでポルトが先制すると、前半だけで3ゴールを奪って見せた。

 16分には右サイドからのスローインの場面で、前方のスペースを見逃さなかった中島がMFヘスス・コロナからボールをもらうと、深い位置からハイクロスを送り、頭で合わせたソアレスの2点目をアシストした。26分にはFWムサ・マレガのPKが決まってリードは3点に広がる。

 好調を維持するる中島は44分、左サイドからカットインして味方とのワンツーも交えてミドルシュートを放つなど、積極的にゴールを狙う姿勢や良好なコンビネーションも見せた。3-0のまま迎えた74分にもカーブをかけたミドルシュートを狙ったが、惜しくも2本連続でGKにキャッチされてしまった。

 終盤はゴールラッシュとなる。ポルトは80分に途中出場のFWルイス・ディアスが4点目を挙げたものの、その前後の79分と84分にはきれいなカウンターを食らって2失点を浴びた。86分にDFケビン・メディーナが2枚目のイエローカードをもらって退場になったことでシャベスの反撃も沈黙したが、不用意な失点でピンチを広げてしまった。

 それでも2部の相手に力の差を見せつけて勝利を収めたポルトは、リーグカップのグループリーグ3戦全勝。中島も3試合で2アシストと貢献し、グループ首位で準決勝進出を果たした。来月22日に予定されている準決勝ではヴィトーリア・ギマランイスと対戦予定になっている。

【得点者】
8分 0-1 チキーニョ・ソアレス(ポルト)
16分 0-2 チキーニョ・ソアレス(ポルト)
26分 0-3 マレガ(ポルト)
79分 1-3 プラティニー(シャヴェス)
80分 1-4 ルイス・ディアス(ポルト)
84分 2-4 アンドレ・ルイス(シャヴェス) 

【了】

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