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退場&PKの不可解判定でU-23日本代表を苦しめた主審。過去の日本戦では…【AFC U-23選手権】

text by 編集部 photo by Getty Images

ムハンマド・タキ
ムハンマド・タキ主審【写真:Getty Images】

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【U-23日本代表 1-1 U-23カタール代表 U-23アジア選手権・グループB組第3節】

 AFC U-23選手権(東京五輪アジア最終予選)・グループB組第3節、サッカーU-23日本代表対U-23カタール代表の試合が15日に行われた。試合は1-1の引き分けに終わっている。

 すでにグループリーグ敗退が決定していたとはいえ意地を見せたかった日本代表だが、不可解な判定にも苦しめられる結果となった。前半アディショナルタイムにはボールを奪いにいったMF田中碧の足が相手選手にかかったとはいえ、それほど悪質とは考えにくいプレーに一発レッドカードが提示された。

 数的不利に陥りながらも73分にはFW小川航基のゴールで日本が先制する。だがその約5分後、ペナルティーエリア内でシュートを打ちにいったカタールの選手がMF齊藤未月に倒されたとしてPKの判定。スロー映像では接触はほとんどなかったようにも見えるが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)判定が行われながらもカタールにPKが与えられた。

 この試合の笛を吹いていたのはシンガポール人のムハンマド・タキ主審。過去に担当した日本代表の試合でも、必ずしも不可解な判定というわけではないが、PKやレッドカードの判定が日本や対戦相手に下されたケースは多かった。

 2015年のEAFF東アジアカップでは日本代表と韓国代表の日韓戦で主審を担当。森重真人がペナルティーエリア内でハンドを犯したことで、韓国の先制点となるPKが与えられた。試合はその後日本が追いつき、1-1で引き分けている。

 2016年11月にはロシアワールドカップ予選の大一番となった日本代表対サウジアラビア代表戦で笛を吹いた。先制点となったのはサウジアラビアのハンドにより日本が獲得したPKだったが、海外メディアなどでは微妙な判定だったとの見方もあった。終了間際にはサウジDFがイエローカード2枚で退場となり、試合は2-1で日本の勝利に終わった。

 EAFF E-1サッカー選手権2017では日本代表対中国代表の試合で主審を務めた。この試合では日本が2点をリードしたあと、終了間際に山本脩斗がエリア内でファウルを犯したとして中国にPKが与えられた。このPKで1点を返されたが、日本は2-1で勝利を収める結果となった。

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【了】

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