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日本代表 4年前

日本代表どこよりも早い採点、森保一監督まとめ(1)。U-21を率いた18年アジア大会の評価は?

シリーズ:どこよりも早い採点 text by 編集部 photo by Getty Images

アジア競技大会・準々決勝 U-21サウジアラビア代表戦

U-21日本代表
アジア競技大会・準々決勝、U-21サウジアラビア代表戦のU-21日本代表スターティングメンバー

【U-21日本代表 2-1 U-21サウジアラビア代表 アジア競技大会準々決勝】

 苦しみながらも決勝トーナメント1回戦を勝ち切ったU-21日本代表が準々決勝で対戦したのが、U-21サウジアラビア代表だった。

 ポゼッションの日本、カウンターのサウジアラビアという構図で進んだ試合は、前者が先手を取る。左サイドのDF杉岡大暉が前線へグラウンダーのパスを送る。これを受けたFW前田大然がFW岩崎悠人へ落とすと、ボールを受けた同選手が右足でシュート。これがゴール左上に決まり、1点をリードした。

 それまではショートパス主体で攻撃を組み立てていたU-21日本代表だったが、このシーンでは相手の守備陣の間延びを狙うなど、隙を見て戦法を変えた。一つの「成長」と言っていいだろう。

 しかし、先制ゴールから8分後にU-21日本代表はオウンゴールで失点。試合を振り出しに戻された。前半はこのまま1-1で終了している。

 後半は一進一退の攻防が続き、お互いに何度かチャンスも作った。しかし、追加点は両者ともに生まれず、時計の針は進んでいった。

 そんな中、U-21日本代表が再び試合を動かした。73分、MF遠藤渓太が蹴ったロングボールがペナルティエリア手前左にいた前田へ。同選手はドリブルでエリア内に侵入すると、グラウンダーのパスをマイナス方向へ送る。最後は岩崎が右足のインサイドで合わせネットを揺らした。

 こうして勝ち越しに成功した森保ジャパンは、試合終盤こそU-21サウジアラビア代表の猛攻に遭うものの、守備陣が粘り強く対応し、追加点を許さず。試合は2-1で終了し、U-21日本代表がベスト4進出を果たした。

 攻め込まれる時間帯もあったが、攻守両面でポジティブな内容を多く残した森保ジャパン。一戦ごとに着実に進化している様子が伺えた。この試合の森保一監督の採点は以下の通り。

森保一監督 6.5 後半は交代カードを積極的に切るが、チームの勢いを途切れさせなかった

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